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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 3 そして・・・・新魔王誕生(魔王サイド)

ケンイチ「クソッ逃げやがった!!」


ポチ「ウ~~~。(俺が魔王にならないかと誘ったばっかりに、こんなことになるとは)」


ダルタニャン「ニャンニャン。(敵に攻め込まれると、魔王は意外ともろい、みんなを守らないといけないという想いが仇となる、良い魔王は長生きできない、まあ、魔王に限ったことではないが)」


キミカとメグミが、カフェ"魔女の卓球便"から出て来た。


キミカ「レイコが消えちゃった・・・・。」


メグミ「レイコさん・・・・。」


海人達がいなくなったという情報が、徐々に街に行き渡り、避難場所から多くの魔物や人々が出て来た。そして、街の中央の噴水広場に集まった。魔王レイコが、海王と相討ちになりながらもデビルタウンを守ったことを知り、誰もが嘆き悲しんだ。


シリウス「みんな、悲しいのは分かるが、次の魔王様を決めなければならない・・・・デビルタウンが月に行ける船ということが分かった今、これからもいろんな敵が攻めて来ることだろう、あのルシファーもデビルタウンを狙っているとか・・・・やはり、魔王様は強くなければならない、私は、今日の闘いぶりから、そこのゴリラを推薦する。」


魔物達「おおおお!!」


海人達と闘った、魔物達はどよめいた。


ケンイチ「おいおい、俺はこう見えても勇者だぞ、それに、地方公務員で、セニョール環境事務組合、魔王討伐課所属だぞ!!」


魔王の騎士の一人が声を上げた。


「無理を承知でお願いします、あなたはハートも強い、ぜひ、デビルタウンの魔王様になって、俺達を引っ張っていってほしい!!」

魔物達からも次々と声が上がった。


「俺達の魔王になってくれ!!」


「どこまでもついていくぜ!!」


「頼む!!」


ケンイチ(せっかく知名度が低いながらも勇者になれたのに、結局、魔王に逆戻りか、まあ、すでにグラスランドシティーの魔王だしなあ、デビルタウンとグラスランドシティーの魔王か、地方公務員は懲戒免職だな。)


ケンイチ「よし、分かった!!俺が魔王になるからには、みんな、俺と一緒にデビルタウンで月に行くことを目指してもらう!!そうすることが、デビルタウン存続の道だ!!分かったか!!」


魔物達「おお!!」





ユキナ「あ、また人魚に戻った、ショック。せっかくスカートを履いたのに。」


ユキナの履いた、ブルーのデニムフレアースカートから、尾ひれが出ていた。


ユキナ「はあ、やっぱり人魚にスカートはダサいわ。海王様はどうなったんだろう、なんか魔物達の歓声が聞こえるんだけど。」


ユキナは、スカートを脱いでシリウスの古着屋から出た。


ユキナ「海人達がいない、海王様もいなくなったみたいだし・・・・なんかここにいたらヤバそう。デビルマリンタウンへ向け発進!!」


ユキナは魔法を唱えると、足元に渦ができて吸い込まれ、デビルマリンタウンへと帰って行った。


ポチ「ワン。(俺は、しばらく旅に出る)」


ダルタニャン「ニャン。(俺も魔王の森に帰るわ)」


ケンイチ「お前ら、俺のことが嫌いなのか?」


ポチ「ワン。(嫌いじゃない、しばらく休養したいだけだ)


ダルタニャン「ニャン。(嫌いじゃないが、お前は男臭すぎる、俺は、女の魔王がいい)」


ケンイチ「分かった。まあ、気が向いたら、いつでもデビルタウンに戻って来てくれ、歓迎する。」


ポチとダルタニャンは、ゆっくりと歩いて街から出て行った。

魔物達はどよめいた。


「おいおい、ポチがいなくなって大丈夫なのか?」


「あの猫も、なかなか強かったのに。」


「魔王様意外は、ザコキャラしかいなくね?セナなんか、まだ気絶して倒れてるぜ。」


「ザコキャラのお前が言うな!!」


「またゴリラの魔王かよ。」


ケンイチ「今日から俺が魔王だ!!みんな、よろしくな!!」


魔物達「おお!!」


こうして、デビルタウンの新魔王・ケンイチが誕生した。

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