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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 2 一触即発!!(魔王・キャバクラサイド)

サイコロプスの警備員3人は、シャチ・ヤマサキに警棒を振り回した。誰が見ても、格闘に場馴れしてないのが見え見えだった。


シャチ・ヤマサキ「なんだそりゃ、シャチ・マグナムパンチ!!」


サイクロプスの警備員3人は、殴られて倒れた。


女子達「キャアッ負けないで!!頑張って!!」


誰もが警備員のサイクロプスのおじさん達では、シャチ・ヤマサキには勝てないと分かっていたが、声援を送った。


サイクロプス警備隊長・ヒロム「まだまだ、俺がこの街を守る、海人(うみびと)なんかに負けてたまるか!!」


ヒロムは、よろけながらもなんとか立ち上がった。


シャチ・ヤマサキ「シャチ・ヤマサキ・パンチ祭り!!」


シャチ・ヤマサキは、ヒロムの胸ぐらを掴み、顔面に100発ぐらいパンチを入れた。ヒロムは立ったまま気絶した。


シャチ・ヤマサキ「おお!!立ったまま気絶するとは。これが女の声援の力か!!しかし、俺はお前を認めよう。」


シャチ・ヤマサキは、ズボンのポケットからシャチハタを出して、ヒロムの額に"山崎"の印を押すと、ヒロムはそのまま仰向けに倒れた。


シャチ・ヤマサキ「安らかに眠れ、友よ。」


ヒロムの額の"山崎"の印を見ながら、シャチ・ヤマサキは呟いた。


ケルベロスのポチは、徐々に体力を回復して立ち上がった。


魔王レイコ「ポチ、大丈夫?」


ポチ「ワンワン。(俺に任せとけ、秒殺してやる!!)」


シャチ・ヤマサキ「こいつは、かなりやばいなあ。」


サイクロプスの警備員達が倒されて、意気消沈していた女子達の声援が再び盛り上がった。


女子達「ワンちゃん、頑張って!!いけえ!!シャチ人間なんかに負けないで!!」


シャチ・ヤマサキ「シャチ・ヤマサキ・パンチ祭り!!」


シャチ・ヤマサキは、パンチの連打をポチにしようと近づいたとき、ポチは体を反転させて、強烈な後ろ蹴りを放った。カウンター気味にシャチ・ヤマサキの腹部にヒットして、シャチ・ヤマサキは吹っ飛んで倒れて気絶した。


女子達「やったあ!!さすが魔王様のペットね!!」


デビルタウンに歓喜の声が飛び交った。 


シャチ軍団の魔法使い・ショージ「うう・・・・私独りになってしまった、こうなったら・・・・。」


ショージは、助けを呼ぶ魔法を唱えた。

ショージ「助けてクレヨン、来たれ!!今日、非番の海人達よ!!」


地面に渦潮ができ、シャーク・サトウ率いる50人のサメ人間と、50人のシャチ人間の合計100人の海人達が現れた。


シャーク・サトウ「おい、マジか。ヤマサキさんとシャチ軍団のSPがやられている!!やられてないのは、ショージだけか!!」


シャチ人間1「サトウ、さっさとやっちまおうぜ、せっかくの非番が台無しだ。」


シャチ人間2「サメは邪魔だから引っ込んでろ、下等なサメはよ。」


シャーク・サトウ「クッ・・・・。」


キミカが店の窓を開け、大声の魔法で呼びかけた。


キミカ「至急!!至急!!デビルタウンのみなさん、魔王様がピンチです、今すぐ"カフェ・魔女の卓球便前に集合して下さい、至急!!至急!!デビルタウンのみなさん、魔王様がピンチてす、今すぐ"カフェ・魔女の卓球便前に集合して下さい!!」


シリウス「何があったか分からないが、行かなくては!!」


セナ「魔王様の側には、ポチがいるはずだから、これはただ事ではないぞ。」


シリウスとセナは店を閉め、急いで"魔女の卓球便"に向かった。

「魔王様!!魔王様!!大丈夫ですか!!」


デビルタウンの魔物達は、続々と魔王レイコを助けるために、魔女の卓球便前に集まって来た。


海王「いよいよだな。」

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