表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
104/271

season 2 海人来たる!!(魔王サイド)

シャーク・サトウは、部下5人(顔がイタチザメで体は人間)を連れて、デビルタウンに来ていた。


シャーク・サトウ「なんだ、この痛い街は。」


部下1「なんかピンク一色って感じで、若い女子がやたらと多いですね。」


シャーク・サトウ「ん?なんか三つ首のでかい犬とでかい猫が、前から来るぞ。犬に乗ってるのは、魔王じゃないのか?」


部下1「そうみたいですね。」


シャーク・サトウ一行と魔王レイコ一行がすれ違おうとしたとき、ダルタニャンが突然、シャーク・サトウの顔面を引っ掻いた。


シャーク・サトウ「ギャアアアア!!イタタタタ!!何すんだ、この化猫!!」


魔王レイコ「あ、すいません。ダルタニャン、何やってるのよ。」

ダルタニャン「ニャニャニャニャン。」


魔王レイコ「晩ご飯のおかずの魚が歩いて来たと思ったって?なに失礼なこと言ってるのよ、謝りなさい!!」


シャーク・サトウ「クソッなめやがって!!シャークカムカム!!」


シャーク・サトウは、ダルタニャンに噛みつこうとしたが、ダルタニャンはサラリとかわし、さらにシャーク・サトウの顔面を引っ掻いた。シャーク・サトウの顔は、巨大なバツになった。


部下1「サトウさん、顔がテストの答えがあまりにも酷すぎて、キレた先生が思いっきりバツって書いた答案用紙みたいになってます。」


シャーク・サトウ「やかましいわ!!シャーク・パンチ!!」


シャーク・サトウは、部下1を思いきり殴り倒した。


部下・シャーク・マルコ「サトウさん、ここは私が。ダイジェストウェイブ!!」


シャーク・サトウの部下で、魔法使いのシャーク・マルコが魔法を唱えた。シャーク・サトウ一行と魔王レイコ一行の周囲が、巨大な海の水溜まりになり、魔王レイコ一行に巨大な高い津波が襲ってきた。シリウスとセナは、慌ててダルタニャンの背中に飛び乗った。津波は、魔王レイコ一行を呑み込み、2軒の服屋を破壊したが、魔のオーラに守られているポチとダルタニャンには効かず、魔王レイコ一行はみんな無事だった。しかし、シリウスとセナは津波が過ぎ去ったあと、ダルタニャンに振り落とされ、引っ掻かれて出血多量で死にかけた。


魔王レイコは、慌てて回復魔法を二人にかけ、一命をとりとめた。 

魔王レイコ「ダルタニャン、あの人達は仲間よ、何やってるのよ。」


ダルタニャン「ニャニャニャニャン。」


魔王レイコ「男は背中を見られたら死に値するって?ハハッなに言ってるの?猫のくせにハードボイルドなのね。」


シリウス「魔王様、ちょっとセナと病院に行って来ます、ダルタニャン、お前、次やったら山に捨てるからな。」


セナ「魔王様、今日はこれで失礼します、また後ほど。イテテテテッ」


魔王レイコ「二人とも大丈夫?気をつけてね。」


シャーク・マルコ「サトウさん、コイツらは魔のオーラに守られているから、魔法が効きません。」


シャーク・サトウ「クッなかなかやるな、特にあの猫と俺達、海人(うみびと)は相性最悪だ、陸では勝ち目がない!!」


シャーク・マルコ「いったん退きましょう、デビルマリンタウンに向け発進!!」


シャーク・マルコが魔法を唱えると、シャーク・サトウ一行の足元に渦ができ、その渦に吸い込まれてシャーク・サトウ一行はいなくなった。


魔王レイコ「あ~あ、結局、謝れなかったな、なんか悪いことしちゃったな。」


ダルタニャン「ニャニャニャニャン。」


魔王レイコ「気にするなって?お前が言うな!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ