参加者が全員集まったようです
ということで招待された5人・・・
まさかここでいきなり1人脱落とか、ないよね?(無いです)
「・・・・え?」
まさかこんな所での初めての人との接触、
前にいるのがさっき声を掛けてきたであろう女。もう一人が少し後ろにいる不良らしい不良
どちらかというと前にいる奴のほうが普通っぽい
でも刃物を携帯している時点でこっちも危険人物だ
「どうしたんだ・・・決して怪しい物じゃないぜ?」
そんなことを良いながら手に持っているナイフを隠そうともせず、
それどころか目の前で見せびらかすようにし始めた。
・・・どうみてもお近づきになりたくない部類の人物だ
いやしかし、もしかしたら普通の人かもしれない
一欠けらも無いような奇跡を信じて一度観察してみると
・所々赤の濃い赤色のパーカーに
・なんだか赤い斑点の付いたジーンズ
・そして止めにこれまた血のつ...赤い液体の滴るナイフ
、
、
、
やっぱりどう見ても危険人物です。本当に有難うございました
~第一部 完~
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....そうするとこの話はここで終わりなのか?
いやまだやってない事があるんだ
例えば 旨いものを腹いっぱい食べるとか PCのHDDの中身を消去するとか・・・
駄目だ、しょうもない事しか思い浮かばない!
いろんな考えを巡らせている内に
またあっちから声を掛けてきた
「お前はどう見たら俺が危険だと思うんだ?」
「どう見ようが怪しいだろ!?」
しばらく見つめあう二人、とそいつの後ろにいる誰か。
この際そいつでも良い、誰か助けに来てくれ―――!
・・・でも"さっきあんたら"って言ったよな
俺はさっきまで一人で歩いていたはず・・・?
少しの希望を込めて恐る恐る後ろを振り向いてみた
よく見るとそこには結構な大きさの大木が生えている
いるとしたら裏側だろう
「俺は何もしないから、そこに隠れてる奴も呼んで来いよ」
付け加えて 今日の分はしたし という不安を煽る言葉もセットでついてきた
そんなことを言いながらもナイフの血をパーカーの袖で拭って懐にしまった
あまり信じられそうに無いが何も持っていない今なら不意打ちされる事はない...はずだ
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何度か女のほうを警戒しながらその木の前まで来た
そして意を決して覗き込む
蛇が出るか蛇が出るか――――
・
・
・
出てきたのはどちらでもなく少女だった しかも二人だ。
でもさっきの二人組よりは確実に危険は無い
「...どうしたんだ?まさか君達も」
「・・・はい 丁度あなたがそっちにいる人と合う寸前ぐらいからここに隠れてました」
「そうだったのか」
話に気を取られているうちにあの二人組がすぐ後ろにまで来ていた
周りにこんなに人がいてこっちを見ているという状況に人耐性が低い俺は軽いパニックに陥りそうだ
そんなこんなで5人が集まったとたん、どこかで聞いたことのある声が聞こえてきた
「――やあ、ちゃんと呼んできた5人が集まったようだね」
その頭に直接響いてくるような声を聞いた直後、また俺の意識は途切れた。
さてこれからこの世界の創造主(?)
に出会いますがめっさ適当で有名だとかなんとか。