第1巻第2部第2節その03 「森の中 続き の続き 一休み」
前書き
だいじなことなので一言前置きを申し上げる。
前回我が訳者殿の相も変わらぬ寝言のような放言のなかに
聞き捨てならぬ文言が二三あり、大変僭越、かつ唐突ではあるが
ここに若干の釈明もしくは甚だ不十分ではあるが本作の駆動原理に関しての
ごく初歩的な解明(いな、弁明)を行いたいと思っておる、つまり所存である。
さて、今更ながら、我が使用言語の不分明、文法的破格むしろ破綻、諸形態の混淆、語彙の混乱等、
それらによる文意の把捉困難、甚だしきは聖なる、ありうべき、いな、あらまほしき感興の弑逆(というよりは、むしろ反逆的封殺)、透明に、素直なる読書意欲の減退減衰を誘導、
はては完全な相互消滅へと至る、諸々の、由々しき事態に関して所謂弁明の余地なきことは明白ではあるのだが
ここで若干の自己弁護を試みることが、全くの許容しがたい所業であるとは思われず敢えて我が愚見の幾ばくかを公とすることをお許しいただきたい。
さて、我が実体に関しては、根子殿等からの舌ったらずの解説のお陰で幾分の予備知識を
お持ちであろうとは存ずるが、さらに些かの敷衍をお許しいただきたいと存ずる。
まず、我が実体はこの21世紀の現代日本にはあらず、実際は遥かなる過去、数百年を遡る、ある帝国の一城塞の中にある。(根子がヨダレを垂らしていたかのヒエロニュムス・コロレドよりもまだ遥か以前のことである)
ケルンテン公国の一田舎司祭への顕現は、これはもとより我が意志ではないが、※
<※これは無意識的な虚偽である可能性がある>
我が友、ロデロンのイヨルカの事績の記録としては必然の理の下にあると見なさざるを得ない。
して、ここ現代日本の環境において、もはや不完全となったこの記録を補完するに当たり全面的に利用せざるを得なかったのは今やこの星を覆うに至った不思議の海、
インテェール=ネットゥなる電子の蜘蛛の巣、WWWebであることは言を俟たない。
さて、甚だ言いにくい事ではあるのだが、ドイツ語訳者としての根子殿の実力はいささか心許ないものであるといわざるをえないのが実情である。拠ってこの訳文の殆ど全部がワレと根子殿が親密に(ここ大事)、かつ綿密に協力して作成し、錬成したものであることを明言しておく。
根子殿の生国はここオオオウサカであるから、この地の方言(土着言語)が色濃く反映されることは避けがたいことである。そして目下の我が憑依言語、現代日本語の実質鍛練地は一日26時間絶え間なく流入し観測し続けているWeb上の、これまた玉石混淆たる全言語集合体のみであることもまた言を俟たない。
(というか、今、我が本体は、むしろこの、蜘蛛の巣の海に、完全に浮かんでいる、
いなむしろ、半ば以上いささか後ろ暗い悦楽に浸りながら、揺蕩ていると言ってもよい)
勿論、本編の性格からの甚だしい逸脱を極力防止し、訳者根子殿の感性(これが、まあ、またクセモノではあるが・・・)との齟齬を避けることを至上命令とし、細心の注意をもって訳文を作成していることは誰の目にも明らかではあるのだが、現代日本文明の規範に鑑みて些かの、
だが割合とかなりに深刻な、所謂ズレが生じていることもまた事実であろうとは思われる。
さて、ワレもまた、日々参照し、学習しておるWeb上の無限にも等しい文書群の作例に鑑みて、この作の甚だしく非規範的であること、即ち、快き、よき読み物を求める多くの、
心優しき、そして練達の読者の方々の神経を逆撫でする、不親切極まる非構造的構造を有すること、
つまり一口に言うと、事実上退屈極まることこの上なく、すなわち
貴重なる真の人生の、貴重なる時間を、空費させてしまう、
いな、敢えて消費するにはまったく値しない、
即ち、敢えて読み進むにはもはや全く堪え得ない、不完全かつ不愉快極まる無様な文体の
搾り滓でしかないと、ちょくちょく直指され、また弾指※される事態となっておること、
<※ジキシ、ダンシ=ツマハジキ ・・・ここは、仏語として解すべきところ>
これらのことが我が愛すべき相棒、雲野根子殿の不安と負担の原因となっておること、
これらは無論、偏に、我が本質的無能力と
記憶力の薄弱(物質的基盤のミニマム)から由来する、悲しむべき状況であることは間違いないのである。
ではどうすればよいのか?
いや、だが、答えは一つしかない、即ち、
何も変えることができないのである。
これは、我が唯一の友、イヨルカの単純極まる一代記である、
即ち、イヨルカと一体化しておる、かのアトゥーラの一生の記録である。
日次月次として ・・・紡がれる純粋なる日録月録、そして年譜である
ツマリ非常識である
それが根本である
極めて微細に、愚直に追跡し、進行して行く
(我が物理的体長、我が触角の走査範囲からして必然の様体とすべきか
かの鏡筒の哲学者に準じ様態の変容過程とも見なしうるか
その微分的進行過程の綿密なる描写のみ・・・ と見なすべきか)
それだけ・・・ である そして、我が「跳躍」の目的地がほぼ九割がた、
完全な「偶然」に支配される以上、この物語(記録)?の始発点、中間点、
そしてまあ、有り得るなら、帰着点?
その他諸々の道草的な穴蔵に至るまで、そのほぼすべての軌道(遠心的、求心的を問わず)に何の法則性も見出だせないことはまったくもって確かなのである。
これ以外の進行の仕方はあり得ないし、また、所謂近代的な文章作法に則った多元的な分離・分解、分極・反転、そして融合(あるいは無限の引用・参照過程に導かれる)の、
立体的重層的構成法の適用等も完全に考慮の外にあると言うべき代物なのである。(だが、表面的に近似的な表現形式をとることはある)
即ち、このヤクザなサスライの「こほろぎ」のカキヨウに「構成」など期待してもムダであるという事である、
であるからして、
コラー、ヨッパライこおろぎ! なに勝手に前書きに乱入してくれてんの!
ほんでもってイジケタことをネチネチと書き散らしてんじゃねぇわよ!
長生きしすぎてボケてきたんとちゃうかぁぁぁーーー!?
で、数世紀を文字通り跳び・飛び・超した・ワレであるからして
コラー、話聞いとんか、いてもうたろかワレェェェ
ちょっとちょっとおねいちゃん、
乱入してんのはアータも一緒、
ほんでから、ガラ悪すぎ!
ここは場外乱闘禁止ですぅーー!!
っていうか、狭苦しい前書きの場でナニやってんのん、あんたら、
かあいいイモトの唯一の憩いのヒトトキ、最後の避難所をなんやと思てんの、
ホンマええかげんにしてほしいわ!
それはだな、根子ちゃんよ、おまえがあんまり嘆かわしいことを呟くんでだな、
ああーーーん、それからアンタ、ヒトのこと、勝手に「ウンノネーコ」とか
呼び替えるんじゃないわよこれはちゃんと「クモノネコ」って読むの!
これ以外に読み方は無いの!
ほんでもって、言い訳すんなら言い訳で、もそっと素直にね、一貫してね、
ほいでからもそっとカンケツにね!
最後に見苦しく開き直ったりすんのは無しよ!
ああーーー、もう、なんでこんなこと、ここでアタシが
【後書き】に続く
って、いいんでしょーーーか?
てか、これ以上長々しく続けてドースンノ?
*
「ねえ、そもそもアトゥーラ、あの忘失の狼嵐の夜、
あたしがあたしでなくなった夜、
そしてあんたの左手が
時の狭間へ消え失せた夜、
あの男の言う至高点?
(いや、そうじゃない、特異点?
いや違う、消失点? もっと違う、
さあ、何て言ったかな、
あれから・・・ そう・・・
漆黒の闇の騎行の間中、
風のはためくあのギドンの
巨大な背中の周りで、
なんか喚いてたよーな
闇の月夜の回転木馬なみに?
ああ、あの性悪の月が酔っ払いのように伴走してたな
発狂寸前まで追い詰められたギドンがよろめき飛び込んだあの穴(象徴的に)が、
狡猾極まる罠だった・・・ てか? )※
※[このくだり、まだ未訳です、スミマセン]
両極の一致と分離とか言う?
ああ、麗しの混沌・・・とか、
無限力の疑似!創生・・・とか、
すべてが 文字通りに
すべてが まぜこぜの
あの ごった煮の夜、
あの時起こったこと、
あの無限と無限の邂逅、
色付きの諧謔の
非常識極まる外法の渦巻きを
あんた覚えてるわよね、」※
※[同じく未訳です、大事なトコなのに、ほんとスミマセン]
「うーーーん、そうね、
あれを覚えてるって言っていいのかわかんないけど
(だって生まれて何日目かの赤ん坊だったんだもん、
ソレだいたいおかしいでしょ)、※
<※ここの認識も変である>
この右目ひとつに映った一枚の絵としてなら、くっきりと焼き付いてるって言っていいのかな、
でも、ホラ、ただの夢だったような気もするし、
夢ならホラ、後からいくらでもお話くっつけてってドンドン別物にして行くってものアリガチだし、
さあ、今となってはなんとも言えないかも・・・」(ここ、アトゥーラ最初の虚言癖?の発現として記憶に値するか)
アトゥーラは手鏡に映る自分の顔に向かって、ひどく分別臭い、曖昧な、しかし心底嫌そうな渋面を突き付けるのだったが対する鏡の中の顔は、まったく別様に、
何故かややこしそうな微笑を浮かべたまま何度も軽く頷くだけなのだった。
小娘の右手はボロボロのスカートの膝頭の上で五本の指先を突き合わせたり、こねくりまわしたり、アラアラと、ほちけたキルトの端糸を毟ったりしている。
「ねえ、イヨルカ、」
「ん、なに?」
「これってなんか意味あんの?」
「なにが?」
「あたし、なんで、自分の手で、自分の顔(って言うかコレ別もんでしょ)とおしゃべりしなくっちゃならんのかしらん、」
「だって女の子らしくってイイじゃん、」
「なんかもおーー てか ぜんぜん意味ないじゃん、」
「意味って、あんた、」
「それに、あんたが持ち上げてくれてるのはわかるけど
(例のアレ、サイコ? キネーシスってヤツ?)、
でもやっぱりこの腕重たいし、すっごくダルイんだけど、
ねえ、普通の形に戻れない?」
「あたしは、この形好きなんだけど、うーーーん、ま、いいか、」
銀の手はしかしあっさりと小娘の膝の上に戻った。そして右手と指を絡め合い、お互いの強度を確かめるかのように、蜘蛛相撲さながらの激しい格闘戦を始めたがものの数秒で平和な祈りの形となり、固く握りあったまま(イワユル恋人繋ぎとユーヤツで)ゆっくりと小娘の胸前に持ち上がった。輝く銀の指には既に爪の形さえ如法に現れ始めておりその金属質だが妙にナマメカシイ質感を除けば生来の右手と何の違いもない。
「なんかお祈りしてるみたい、」
「らしくないわ」
ジーナが木の葉のように舞い落ちてきた。そしてかろらかにとっつくと(待ち構えてたらしい)
大顎をさと広げ、だがおもむろに、ゆっくりと噛んだ。
「ちょ、ちょっと、なにするの、い、痛い、」(「ァ、ァァァーーーン!」・・・ これは別方面から、とても微かに・・・ )
「ほ! ほう!」
ラグンの上から人形師がいやに朗らかな声をあげる。
「なかなか いい感じじゃな」
少し涙目になったアトゥーラは長身の青帽子を仰ぎ見た。というよりも恨めしげに睨み付けた。
「さっきからよりだいぶ痛い!」
「そりゃそうじゃろう」
小娘は左手の甲の上に満足げに居座っている大雀蜂をそっとつまみ上げた。
「ジーナ! ひどいじゃない!」
「とってもイイ感じね!!」
「なんでいきなり噛むのよ!」
「ま、間接的証明ってヤツね!」
「ワケわかんないっ!」
「ま、そんなことより、聞きなさいよ、そもそもの始めよ、あんたが、あの男に生き埋めにされかけた時、あの大嵐の中、あのとんでもない乱戦の中で、あんたの左手が切り飛ばされたあの時、
あの時、ほとんど同時にアタシの首もスッパリやられて宙を飛んでたあの瞬間、」
「知ってるわ、あんたの首が空に浮かんで、そいでから、あんたの大口がなんかパクパク動いてたけどなんも聞こえんかった、あんたの目ん玉はとっても、とってもウルンデテ優しく光ってた、」
「あの時、アタシは自分の運命を完全に悟ったわ、そして、最後は意志のチカラだけで、あんたの血を止め、あんたの体を覆ったの」
「でもそれって」
「そう、あんたの血をこの現象界に触れさせてはならんってのは、絶対の命令だった、」
「誰がそんなこと」
「って、それが不思議なことにわかんないのよねえ、」
「んなワケないでしょーーが!」
「それがそーなのよ、そうとしか言い様がないの、」
右手からジーナを受け取った左手はそっと彼女を包み込む。そして続けた。
「でもそんなことはどーでもいいの、そんなことより肝心なのはアタシが失敗したってことなの!」
「どゆこと?」
「あの時吹き出した血をあたしは全部受け止めた、はずだった、宙を舞ってたあんたの左手は突然空中に現れた変な、細長い、骨張った右手が青く光りながら三倍の大きさに広がって一瞬棚引くように揺れたけどすぐにパパッと、舞い散る血潮と手を包み込むようにして消えた、
一滴の血もこぼさなかったわ、けどそれに気を取られた一瞬がダメだった、その一瞬の遅れで、ホンの一雫だけど、あんたの血潮が大地に落ちた、」
イヨルカの左手はさも悔しそうに柔らかく握った拳を震わせる。中でジーナが切なそうな変な声を上げているが誰も聞いてはいないようだ。
「そう、あの、百鬼夜行の沼地のド真ん中で、ドロドロの、文字通りの泥泥の鍋の底で、あんたの血が飛び散った、数にしたら、そう、せいぜい12、3滴? いえ、もっと少ないかも、」
「でもそれがどうしていけないの?」
「わかんない、わかんないけど、あたしは知ってるの、知ってたのよ、」
「一滴の血は一滴の血でしょ、溶けて無くなって終わりでしょ、」
「それがそうじゃない、そうじゃないのよ、」
アトゥーラは自分の膝の上の、銀色に輝く左手が、なにか得体の知れぬ感覚に震えながら、だが異様にリズミカルな振動を伝えてくるのを何か他人事のように見下ろしていたが、その広い額に恐ろしく深い複雑なシワを寄せては開放しつつ、不機嫌とも取れる渋面から不審と猜疑心の混合とも言える複雑な思案顔までを取り混ぜて、およそ10歳にも満たぬ少女のものとはとても見えない陰気臭くも大人びた風情をクルクルさせて考え込んでしまうのである。
風が吹き通り、森のざわめきを運んで来る。テンニンウグイスの精妙な囀りがひとくさり、伴奏のように響く。
小娘はハッとしたように顔をあげた。はるかな頭上、蝙蝠ブナの樹冠の輝きが、今は一本の光線となって娘の膝の上に落ちる。まだ真昼なのである。
左手が開き何故か疲労困憊の有り様でジーナがフラフラと舞い上がった。
「あんたの血は、」
イヨルカはきっぱりと、ただ微かな不安をも滲ませながら発声を続けた。
「一滴一滴が生きてたわ」
小娘は無言のまま動かず僅かに眉根を寄せる。
「飛び散ったその一つ一つがあっという間に、何かに掻っ攫われるように消えてった、あれは絶対自然に消滅したんじゃない、」
「それって一体」
「そう、ワケわかんない、それはそお、でも、これまでの経験でわかってるはずよ、
あんたが引き寄せる体質だってことはね、」
「幽霊とか、お化けの類いね、それはすごくわかるわ、」
「アタシは、あの闇鍋の中で、どういうわけか生まれ変わった、これだってアンタの変な引力のお蔭かもしれない、でも、それはいい、確かなのはあのまま、アタシも消滅してたらアンタだって無事では済まなかった、たぶん、」
「たぶん?」
「そう、あの鍋底はそれほどいろんなバケモンどもに満ちてた、そしてあの大嵐、風と雨、
稲妻、月と星の光さえ時々変態的に差し込んだ、そして人間どもの鋼鉄の狂騒、あの火花と轟音、鉄屑と金屎の乱舞、
そうしてあの男と、その眷属、いやいやいやいや、アタシごときにはわからない、でも、」
「でも?」
「あのままアタシも完全に死んでたら、アンタもバラバラに喰い尽くされて消滅してたはず、」
「そう・・・ 」
アトゥーラは何故か聊か残念そうに下唇を噛んだ。
「ああ、でも、イヨルカ、」
小娘はふと思い出したように言う。
「生まれたての赤ん坊だったアタシがこんなこと言うのは変かもしれんけど、」
「なに?」
「さっき夢みたいにって言ったけど、」
「うん」
「ほんとはあのときのこと、アタシ全部完全に覚えてるの、そして何度も夢に見てる、だから、さっきも言ったけど、いまはもう、あれがほんとにあったことなんか、
夢なのか、区別できない、でも、いつもいつも夢に見て、そして考えてる、そして思い出す度に見てる角度? っていうか、へんな視線? っていうか、それが乗り移ってきて何か伝えようとしてるみたいなんだけど、なんか細か過ぎてよくわかんないの、」
「どういうこと? たとえば?」
「うーーーん、どう言ったらいいんか、えっとね、そう、あそこでね、あそこで穴を掘ってアタシを埋めようとしてたヒト、すごいヨボヨボのお爺さんみたいな、変な服装のお坊さんだった、青く光ってる凄くキレイな剣を懐からズルズルって引っ張り出してね、アレ、不思議よねえ(スッゴク長ーーーいのにねえ)、で、その剣が勝手に独りで穴を掘り出したんだけど、今のアタシはまあなんてもったいない、ひどい使い方なんて思うけど、
(正確には、大地より、箱型の小さな立方体を切り出した、と言った方がよい、刀身には泥の汚れなど全然つかず、その底面を切り取る時には先端がL字形にスンナリと曲がったはずだが、トニカク、身の毛もよだつ・・・とはこのことであろう)
坊さんはぜんぜん平気なのね、それから穴ができるとそのよこにアタシを置いてなんか地面に指で絵をかいてたけどすぐに止めて剣を水平に構え直してアタシの首をへし切ろうとしたそのとたん、
ほら、よく知ってる(アタシのダイスキな!)、
ゲイルギッシュがお坊さんの首に向かってビ、ビュンって飛んできた、
凄い火花が散ったわ、あの青い剣とゲイルギッシュが打ち合ってるとまわりが真昼みたいに明るくなった、
で、あのまわりにギンドロが何本も立ってるのが見えた、まるでアタシのことをおもしろがって覗き込んでるみたいだった、
ギドンのほかにも何人かいてギドンに加勢してたけどあの青い剣一本が、
そう、6、7本(だったかな)のいろんな剣を相手になんか余裕で踊ってるみたいだった、
(もちろん、もうあの坊さんが振り回してるのよ、でもちょっと手付きがおぼつかないの、
ふふ、ときどきギドンが我に返ったように自分の剣と青い剣を見比べて唖然としてる感じが、ふふふ、なんかオカシイのね)
アタシは青い剣の柄に光ってる青い宝石に夢中だった、あれに触りたくて必死に手を伸ばした、なんども、なんども、
ときどきギドンがアタシの横にまで来てアタシをチラリと見下ろしたりする、ギドンの足の裏がチラッとみえた、その横とかでキンカクランの葉っぱの裏にちっちゃな蛭がいてこっちを見返してるの、黒地に赤の粋な背中、その真ん中に黄金色の目玉がクリクリって光ってた、カワイイわね、」
「あれ、明るくなったのは稲妻のせいよ、」
「稲妻なら一瞬じゃない、ちがうわよ、」
アトゥーラは意固地になって首を振る。そして何故か溜め息を吐きながら辺りを見回したが自分の目の前に巨大なラグンがグルンと輪を描いて寝そべりちょうど袋のようになったお腹の柔らかなベッドの中でドナドナもバスポラたちも心地良さそうに居眠りしているのを見るとちょっと呆れたふうに二度目の、盛大な溜め息をついた。
後書き(前書きから続きます)
明けましておめでとうございます。
新年早々ヒドイ前書きでスミマセン。
シャリーさん、あれはもう老人性譫妄・・・ イヤイヤ
誇大妄想の領域に突入・・・ではないでしょうか?
ナニを言ってるのかサッパリですが、どうかお許しください。
立場上、原作者に対して強く出れない反訳者のクチュウをどうかお察しください、
いえ、それよりも、ウチのおねいちゃんにも困ったもんです、ハイ、
ちょとお屠蘇が過ぎてたようでもあり、ないようでもあり、
明日から出勤という想像の暗黒面に落ちかかっている・・・ようでもあり、
ああ、そういえばアタクシも出勤でした、オンオン・・・
閑話休題、
アラタマノ年の始めにまずは一発、景気のイイ話をぶちあげたいところなんですが
何を隠そうネタがありません、トホホです、
で、とりあえず、アラマホシキ今後の予定を若干告知させていただき
お茶を濁させていただきたく・・・
まず、今回の更新分の中でも情けない注記を入れなくてはなりませんでした未訳の部分について
ちょっと整理してみます。
「温泉行」の続きについて
第1巻第1部第17節続きの続き 承前 「楽しい温泉行その1」・・・の続き ・・・としては
やはり、テュスラ・オッシナの変態振りがメインとなりそうです、
大立ち回りもあるかもしれません、私としては、あのスダン嬢の運命も気になるところ。
「泉の内外」の続きについて
第1話第1部第19節 「薔薇園のカイアス その2 続き その1 オルホノウ尋問」・・・ の続き・・・ としては
カイアスとオルホノウのなんかイロイロとキワドイやりとりは、かなりエロいことになりそう・・・ あと、20節「体術修行の巻」が五里霧中のままです、
ハイ、情けないことでございます・・・
「内蔵宮」の続きについて
第1巻第1部第25節 「授乳終り 鉛の夜 予言 かがり火 カワカマス」・・・ の続き・・・ としては
謎のカワカマスさん・・・
最後、彼女の口の中へ突入ってところで止まってます・・・ エロい?
なんかナマメカシイ導入なのですが、すぐにバスマンの過去のお話、
ヨナルクの修行時代のアレコレ、市井の片隅での牧歌?
そこはかとないロマンスなんぞも・・・
(一体ダ、ダレの?)
ある? ・・・ハズでございます
「鏡の幻影」の続きについて
第1巻第1部第32節 「双子 ご案内 鏡と扉」・・・ の続き
双子の姉妹で引っかかってます、こいつらはヒジョーにヤッカイなのです、
このあと、ソムドのお祭り(くそデッカイお寺ナンデス)を通り抜け、スワン奥様のとこまで辿り着かねばならんのです・・・ これまたヤッカイです
「馬部屋続き」の続きについて
第1巻第1部第33節の続きその6 「馬部屋にて その1」・・・の続き
爺むさい坊さんとまだ幼いがすでにいっぱしのウェスタがなんかエロい雰囲気に・・・ イヤイヤイヤイヤ、そりはイカンだろ、てな感じ?
いや、それよりも肝心のギドン登場から嵐の埋葬未遂、
そしてこの序編最大の山場? 暗黒騎行まで・・・
一体いつになったらたどり着けるのか、気も遠くなるような、
などなどと(ここまで、1月3日の夜なんです)
と、と、と、上のように呑気に書きかけてますと
突然、愛機Z2様が無限再起動ループにお入りになってしまわれました。
で、本来ならその1月3日深夜の更新のはずが今もう7日の夜でございます。
いえ、もう8日でございます、
大層ジタバタしておりましたのですが、ようやっと代替機の目処がつき
作業再開に漕ぎつけた、てなワケでございます。
と、いうことなんですが・・・
が、なんか気が削がれてしまいました、とほほ
で、中途半端なままなんですが、このまま上げてしまいます!
いえ、
正直申し上げて、気ぃがナンたらつぅーーのはほぼ言い訳で、
ツマリはコレ!!
「この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。」
コレです! この運営様の宣言! ダメ出し通告みたく、心臓によくありません、これを消したい! ただそれだけのため、
睡眠時間を削り、お仕事中、居眠りして同僚の女の子に笑われ、
ヘロヘロですが、とにかく、2024年辰の年、最初の更新を
やりとげたい!
どうか、今年も、よろしくおねがいもうしあげます
あとでシャリー殿とはジックリ談判の予定・・・
ではでは・・・
後書き 続き
な、なんと、
ブックマーク様が3つに増えておりまする!!!
おねいちゃん!
クダを巻いてる場合じゃござんせんよっ!!!
こ、これは、死んでも月一更新せよ! とのお告げじゃァァござんせんか!??
オトロシイことでございます。
精進いたします!
シャリーどんと口喧嘩しとる場合じゃありません!
あああーーー、
あああああーーーーー
(悲痛な叫び!) ・・・・・
1月11日追記




