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最強と最弱のレクイエム  作者: 天雨 貴樹
一章 旅路
3/3

2目覚めの朝

待っていた皆様、お待たせいたしました。

天雨あまう 貴樹たかきです。

今回も誤字・脱字あるかもですが、ぜひ読んでみてください!

 体を焼き尽くすような暑さの中、俺はふっかふかのベッドの上でふと目を覚ました。

「暑い…」

寝起きで喉が渇いていたため、近くにたまたまあった水を無意識に飲んでいた。

「おはようございます。無強むきょうさん!さっき近くの井戸から汲んできた水の味、お気に召しました?」

「ブファッ!この水…お前が持ってきたのか?」

思わず吹き出してしまった。

「はい!僕が起きたとき暑くて喉がカラカラだったので、無強さんにもと思いまして…いらなかったですか?」

「いらねぇよっ!お前に汲まれた水なんか飲めるか!」

「ひ、酷い…そんなこと言って、さっきからごくごく飲んでるじゃないですか」

「こ、これはだな…せっかく汲んできたんだし飲まねぇともったいねぇからに決まってんだろ」

そんな雑談をしながら、魔法のアンディリグイシャルでの活動一日目が幕を開けたのだった。

 宿を出て、俺は騎士団としてこの街に来たため、城へ挨拶に向かっていた。

「無強さんこのへんでご飯食べませんか?僕そろそろ限界です…」

確かに腹は減ってるな。どこかで飯を済ませてから挨拶に行こう。

「さっきの宿の受付にでも聞いてこい。俺はこの辺に座って待ってやるから」

「本当ですか?」

これまでに俺が経験したことのないほど疑いの目でこちらを見てきていた。

「嘘つく理由あんのか?それともいなくなってて欲しいのか?早く行かねぇと俺一人で行くぞ」

「待っててください!すぐ聞いてきます」

やっとこいつの扱いにも慣れてきた。最初は本当に弟子なんていらなかったし、俺レベルの奴に弟子がつたなんて親父達にバレたら殺されかねないが、まぁ教えてるわけじゃねぇし、俺はこいつを使ってるだけだし。数分が経ち、先程までお世話になっていた宿から荒い息遣いとともに、こっちへ尊が走って戻ってきた。

「無強…さん…お待たせしましたぁ~…」

「一旦落ち着いてから話を聞かせてくれ、じゃなきゃ理解できる気がしねぇ」

「大丈夫です」

「っ!?急に冷静になんなよ!怖いじゃねぇか」

「びっくりしました?あそこまでそこまで距離はなかったのでそんなに疲れてないですよ」

こいつめ、ムカつくから一発皆無流をぶち込んでやろうかと思ったが、俺のとてもとても優しい心で見逃してやることにした。

「んで、結局どこにあるんだ?飯の食べられるところは」

「それが、この犬が案内してくれるらしいんですよ。ついでに街のことも教えてもらえと受付の男性に言われました」

え?何言ってんの?犬に教えてもらうってついにこいつ俺に毎日ついてきてたが、ついに頭いかれたのか?

「お前何言ってんだ?」

「お前らが何を言ってるのさ?二人して不思議そうにこっちを見てさっ」

「「えっ?」」

今何がしゃべったんだ?

「本当にしゃべりましたよ!このワンちゃん!」

「お、おう…てか、お前らってなんだ?消すぞこの毛玉やろう」

「そんな物騒なことやめてくれさ!怒鳴りつけて脅迫までしてくるお兄さんこわいんさぁ…」

「お兄さんとかやめろ、気持ちわりぃ。俺はガイアだ。おい毛玉!お前に名前とかあんのか?」

「おいらのことさか?おいらは魅瑠久みるくって呼ばれてるんさっ!魅瑠久って呼んでくれていいのさ」

「語尾のさってのが可愛い~!メスなんですかね?」

「オスなのさ!メスなんかより何倍も強いんさ!」

「オスなの!?にしても可愛い~」

「確かに可愛いな」

「意外!無強さんが表情を表に出すなんて!」

「俺だって可愛いと思えば言う」

「可愛い可愛いって、嬉しくないんさ…」

「んじゃ、案内頼む」

「はいさ」

こいつ本当に案内してもらえんのか?

「ここがここいらで有名なとこだよ。おいしくて評判なんだよ」

「なんの店なんだ?」

「主に、ここの特産物のパンをメインに取り扱ってるよ」

「美味しそうですね~」

「そうだな。でも、他のことも聞きたいしな」

「それもそうだなぁ…もう少し付き合ってやるさ!」

先にご飯を済ませ、後にこの街の案内をしてもらうことにした。

読んでいただきありがとうございます。

今回、急いで書いてしまったため内容が全く進んでいないですが、新キャラはどうでしたか?読者からの意見も参考に来年も頑張りますのでよろしくお願いします。

それでは、良いお年を&happy new year!!!

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