4 ファーストコンタクト
コメット社から購入した巡洋艦をニイタカ山に持ってくるためには、大型船を収容できる巨大な掘りドックが必要だった。また巡洋艦の存在をセルロン政府軍に知られるわけにはいかなかったので、掘りドックは地下に建設するのが望ましいと考えられた。
大将殿はこの地下ドック計画をより大規模に仕上げた。すなわちニイタカ山の地下に巨大な「要塞」を築く計画が立てられた。
広大なニイタカ山をくりぬくかのような地下の大要塞。セルロン軍に戦争を仕掛ける際には巨大な後方基地としての役割を期待できた。セルロン軍は要塞の存在を恐れて大勢力による総攻撃をかけてくるだろう。それこそが私たちの狙う点だった。
問題はこのような大要塞を建設する理由であった。要塞の建設工事は多数の労働者を必要としていた。これはドストル難民の浮浪者で十分に補えるとしても、彼らが要塞の存在を外部に漏らさないという確証はどこにもなかった。
「でしたら、排水施設と説明するのはどうでしょう」
私たちに救いの手を差し伸べてきたのは、ノーカトを殺した男ことショート・チゴだった。
大将殿は優秀な官吏であったショートを仲間内に入れることにした。
いずれ殺すことになるだろうが今のところは利用させてもらおうじゃないか。大将殿の説明は簡潔なものだった。
本来部外者であったショートは事務所にも出入りするようになった。
大将殿が認めるだけあって、ショート・チゴは確かに優秀な人材だった。
ニイタカ山の地下要塞を築くにあたって総指揮を任されたのはショートだった。よそ者の私たちと比べて、彼はニイタカ山の事情に詳しかった。
ショートはムーニスタンの建設会社に「排水施設を模した大要塞」の設計を依頼した。情報封殺には大将殿の金塊が活用された。大将殿の資金はそのほとんどが月面の秘密基地に保管されていたため、取引相手がムーニスタンの会社であることは都合が良かった。
ショートは要塞の設計について色々と注文を付けた。
できるだけ簡単に作れるものが良い。ニイタカ山の建設業者でも作ることができそうなレベルであって、かつ強度に優れていて軍事施設として申し分のないものが良い。
無理難題としか思えない注文だったがムーニスタンの建設会社はこれを快諾した。
気になった私が、どうしてそうなったのかショートに聞いてみたところ、彼はこのようなことを口にした。
「ムーニスタンは慢性的に不景気だから、これだけの大工事はほとんど無いんだよ。そこにふって湧いたかのようなドル箱のお仕事が舞い込んで来たとなれば、しかも金払いの良いお客さんだとしたら、連中だってもう食いつくしかないだろ」
得意げな笑みを見せたショートだったが、私としては対等な口ぶりで話されたことがひどく不愉快だった。
建設工事はとんとん拍子に進んでいった。ドストル難民たちはこの世紀の大工事に次々と馳せ参じた。そして多額の賃金を手に入れていった。
工事の難しいところはムーニスタンの建設会社が担当した。ドストルの建設業者は彼らの下働きだった。意外にも彼らから不満の声は出なかった。気難しいはずの大工職人たちは月面の最新建築技術を夢中になって眺めていた。
ニイタカ山から掘りだされた土砂は、レンガとなって一般住民の需要に応えた他、特火点や土塁などの建設にも利用された。
またショートはクワッド連邦との間に食料品の購入ルートを築いた。作業員に渡される弁当にはクワッド領南部産の食料品が使用された。これは将来の戦争計画を見越した上での方針だった。仮にセルロン政府軍が北から兵糧攻めを仕掛けてきても、南のクワッドから食糧を搬入できれば干殺しにされる心配はなくなる。
まるで無駄のない鮮やかな計画進行に私たちは驚いた。新参者を敵対視していた老兵たちも仕事の出来るショートのことを評価するようになった。
ニイタカ大要塞は完成までに1年半の月日を費やした。
その間に私たちは様々な施策を行った。
チャプチップス・メージの警察学校は『エード騎士修道会』と呼ばれる事実上の士官学校となった。士官学校とは軍隊の根幹を担う優秀な人材を育て上げる、特別な学校のことだ。
騎士修道会を卒業した生徒たちはドストル修道会の『エード騎士団創設準備室』に集められた。彼らはそこからセルロンにある民間の船舶学校に留学した。いくら巡洋艦が何隻かあっても動かす人員がいなければただの張り子の虎にすぎない。私たちのC型巡洋艦を本物の猛獣に仕上げるためには、高度な操船技術を身につけた人材が不可欠だった。
ニイタカ山のふもとに秘密の兵器工場が建設されたのもこの頃だった。
大将殿はコメット社の火器開発室に簡単な構造の自動小銃を設計するよう依頼していた。コメット社はこれに応じて、既存のコメットライフルを参考にしつつ、ER26と呼ばれる新型小銃を作り出した。
秘密工場ではこの新型小銃と弾薬が生産された。拳銃や手榴弾などの雑多な火器はセルロン市内の武器店で容易に入手できたため、あえてこれらを造り出す必要はなかった。個人用の対戦車ミサイルや対艦砲のような大きな兵器はクワッド連邦の業者から密輸入した。
手に入れた武器や兵器はニイタカ大要塞の地下倉庫に隠された。要塞の建設工事に従事していた難民たちが地下まで迷い込んで来ると、老兵たちは総力を挙げてこれを追い払った。
大要塞が完成する頃には大将殿の娘もすっかり大きくなっていた。2歳になったシャルシンドはワガママを言うようになったり、口にする単語の数が増えてきたりと、順調な成長を見せてくれていた。
シャルシンドのオムツ卒業にはショート・チゴが深く関わった。
大将殿に良いところを見せようと躍起になったショートだったが、生来の潔癖症が災いしてなかなか上手くいかなかった。
「てめえ畜生、そういう頑固なところが兄さんにそっくりだよ!」
すっかり汚れてしまった両手を必死になって洗っていたショートの顔つきは、普段のすました表情からは想像できないものだった。
小さな子供の存在は場の雰囲気を豊かにさせた。時にはふんわりとした空気が事務所の中を流れることもあったが、その裏で私たちの破滅的な計画は着実に進んでいた。
18ヶ月の年月を費やしてニイタカ大要塞は完成した。
地下の艦船用ドックにはコメット社のドップラー造船所から飛んできたC型巡洋艦が横たわった。貨物船に偽装してやってきた8隻の巡洋艦を動かしていたのはコメット社の社員たちだったが、艦橋にはエード騎士修道会の卒業生たちが同席しており、コメット社の操船技術を必死になって学んでいたらしい。
ニイタカ大要塞は多数の対艦砲によって守られていた。普段は地下に収納されている対艦砲だが、戦時においては無類の強さを発揮すると言われた。
要塞をまともに運営するための電力はクワッド連邦から購入した。クワッド領南部地方の発電施設から送られてくる豊富な電力が東西20キロに及ぶ広大な地下要塞を支えた。この電力を利用して要塞の中には移動用の地下鉄まで設けられていた。
比類なき大要塞を手に入れた大将殿はさっそく行動を起こそうとした。ドストル難民から志願兵を募り、ぶっきらぼうな彼らを一人前の兵士に鍛え上げようとした。
ところが切羽詰まった事情によって、この計画は先送りとなってしまった。
大要塞の完成から半年後。
ニイタカ山にセルロン政府軍がやってきた。
当時のニイタカ山はあくまで見捨てられた土地だった。治安状況はいくらか回復していたものの、長らく染みついていたイメージの悪さは否めないところがあり、東西ニイタカ両州はセルロンの住民から「この世の汚物の掃き溜め」と呼ばれていた。
そんな場所にわざわざやってきたセルロン軍の目的は明らかだと思われた。
「大将殿。セルロン軍は私たちの要塞を破壊するのではありませんか」
「それは違うな中尉。我輩の考えでは彼らに攻撃の意志はない。仮にあったとしてもそれは他方向に向けられている。例えば……東だな」
大将殿は事務所の壁に張られた世界地図を指差した。
大将殿が見ていたのは中部地方の東海岸だった。東海岸といえばセルロンから分離独立したハンクマン革命政府が支配している地域だ。
「つまりニイタカ山にやってきたセルロン軍はそのまま東に向かってハンクマンを攻めようとしているのですね」
私は思ったことをそのまま口にした。
ところが大将殿は「違う」と言った。
「このタラコ・ソースが支配しているニイタカ山にやってきたのは宇宙軍の連中だ。セルロン宇宙軍といえば機動艦隊。素早い動きで有利な陣形を作りだすのが仕事だ。おそらくは地上軍と連携して、ハンクマン革命軍を包囲掃討する一大作戦でも敢行する気なのだろう。それに間者からの情報ではニイタカ山に展開しているセルロン軍の戦力はわずかに1個戦隊だと言うじゃないか。たった8隻そこらの巡洋艦ではハンクマンは落とせない。それくらいはクチバーの奴にもわかっていることだろうよ……」
窓から来る風を受けて、大将殿の髪がわずかに揺れていた。わざわざ自らの名前まで持ちだして、ひたすらに語り上げた戦術論。大将殿は「ふう」と息を吐いた。ああ懐かしきかな大戦略。
大将殿の推理は当たっていた。
ある日、私は大将殿に連れられて、ニイタカ山の中腹に設けられたセルロン軍の駐屯地を訪れた。これはエード教総本山近くの運動場を我が物顔で占拠していたセルロン宇宙軍の軍艦を追い払うための行動だった。
本来ならそれくらいはどうでもいいことだったのだが、大将殿はこれを人気取りに利用しようと考えた。セルロン軍を追い払えばドストル難民たちの忠誠心はさらに高まるだろう。突然やってきたセルロン軍に難民たちは戸惑っていたため、ここは支配者として筋を通すべきだとも言っていた。
セルロン軍の部隊長とはすでに話をつけていた。相手側も地元の有力者から協力を得たいと考えていたらしい。
いくつかの折衝を経て、ようやく部隊長と面会することになった。
S型巡洋艦『プリオン』の司令官室で待っていたのは、顔なじみの元帝国軍人だった。
「お待ちしておりました。どうぞこちらにお掛けください。すぐに飲み物を用意させます」
緊張しているのか部隊長は顔を赤らめていた。彼は自らの白髪をポリポリといじりながら、大将殿の立ち姿を見つめていた。
しばらくして若い女性士官が飲み物の詰まったワゴンと共に部屋の中に入ってきた。彼女は私たちに「紅茶にいたしますか」と尋ねてきたが、大将殿はこれを断った。私もそれに習って断ることにした。結果、部隊長だけが紅茶と甘酒をブレンドしたよくわからないものを美味しそうに飲むことになった。
トラク・トラギン中将。帝国時代は下士官だった。ドストル攻防戦の際、恐怖のあまり失禁したことで有名な男だ。年齢は私とあまり変わりないはずなので、少なく見積もっても90歳は超えているはずだった。ところが彼の容貌はせいぜい初老の老人といったところであり、身体のほうもまだまだ衰えていないようだった。
まさかこの男も遺伝子調整手術を受けたのだろうか。そうなるとあれだけの大金をどこから用意したのだろうか。私の身体を疑念が走った。
私はトラギンの身体を注意深く観察した。背骨は曲がっておらずシワの数も少ない。老兵たちの姿を思い浮かべるとその差は歴然としていた。
「そちらのお嬢さんはどうしてそう、僕の身体を睨んでらっしゃるので……?」
「こらナルナ。トラギン中将閣下に失礼でしょう!」
大将殿は私のことを表向き叱って見せたが、その裏では私と同じことを考えていたようだった。
「すみません中将閣下。部下が失礼をいたしまして……それにしてもお若いですね」
ニッコリと笑みを浮かべる大将殿。チャプチップス氏の愛娘、チョイスマリー・メージ直伝の営業スマイルだった。緊張していた様子のトラギンの顔はよりいっそう赤みを増した。
この調子なら色々と喋ってくれそうだ。私は顔に出さないよう注意しつつ、陰でほくそ笑んだ。
結論から言うと、トラギンは遺伝子調整手術を受けていなかった。帝国時代に帝国宇宙軍が開発した特殊な生命維持装置を活用することで老化を抑制、さらに若さを保っているとのことだった。そんな大昔のものが未だに稼働しているというのも奇妙な話だったが、トラギンの上司がエンドラ・プック元帥だとわかるとその話にも信憑性が出てきた。
エンドラ・プック元帥。帝国の前身である中部連邦、さらにはその前身であるタルブタ共和国――の前身であるタルマン共和国軍の時代から艦隊司令官を務めてきた「人間文化遺産」である。もはや立つことも動かすことも困難な身体を大きな生命維持装置で支えており、言葉は悪いが「とっとと殺してやれよ」と言いたくなる人物だ。
いかなる苦境においても勝つための戦略を練っていると言われるプック元帥は、人間というより便利な戦術コンピューターであった。そこに人間としての尊厳はないと思われるが一方で本人はまだまだ生き続けたいと考えているらしく、最近はもっぱら西部の音楽グループが出すアルバムを楽しみにしていると新聞には書かれていた。
そんな機械みたいな人間の部下なのだから、当然上司と同じような人生を求めているのだろう。帝国宇宙軍プック艦隊の構成員はプックの薫陶を受けた者が大多数を占めていた。おそらくセルロン宇宙軍においてもそれは変わっていないはずだった。
トラギン中将と大将殿はしばらくの間、他愛のない話をした。
相手の出方を探りつつ、相手の機嫌を損ねないような内容の無い話をしていた。
やがて大将殿が勝負に出た。
セルロン軍がニイタカ山にやってきた目的について、大将殿は例の推理を披露して見せた。
『トラギンの部隊は巨大な包囲部隊の一部に過ぎないのではないか』
『中部の東域でハンクマン革命軍の包囲掃討を狙う大きな作戦が行われているのではないか』
大将殿の推理を聞いたトラギンはひどく驚いた様子だった。彼はおもむろに胸元の第2級国防勲章をいじくることで表向きの平静を装っていたものの、内心の動揺は推して知るべきものがあった。
「な……なるほど。さすがは才媛と名高いハーフィさん。名推理です。良いでしょう。どうせ作戦はもう決行されています。僕があなたにこれを言ったところで結果は変わりません。あなたの仰る通り、我々がここに来た理由は、ハンクマン革命軍の主力部隊を包囲掃討するためです。ゼブラ作戦はきっと完遂されます。一方で僕はニイタカ山への威圧行為も任されています。最近不審な動きが多いそうですから。いくら対外戦争中で国内に目が回らないからといって、あんまり目立つような無茶はしないでくださいよ」
トラギンの言葉を聞いて、大将殿は喜んだ。
まだまだ我輩の戦術眼は衰えていないぞという意志がしびれるように伝わってきた。
一方で私はセルロン政府軍が私たちの動きを少なからず把握していることに危機感を覚えていた。情報が諜報部だけでなくトラギンのような実戦部隊の長にまで伝達されていることにも焦りを感じた。
エード教総本山の中にスパイでもいるのだろうか。ニイタカ山のどこかに諜報員が潜伏しているのだろうか。疑心暗鬼になりそうな心を両手で締めつけた。
その後トラギンが作戦の概要図を見せてくれたので、私も疑うことを止めてそれに目を向けることにした。
とんでもない数の部隊がハンクマン革命軍を包囲していた。東から進軍してくる革命軍の主力部隊を囲い込み、身動きが取れなくなったところで首都ハンクマンを襲撃する。さらには革命軍の主力部隊を分断して各個撃破する。
もしこれが成功していたら、ハンクマン革命政府の命運は決まったものとなっていただろう。
ところが完璧な作戦ほど上手く決まらないもので、革命軍の主力は進軍を止めて中部東海岸のナンブ市に退避してしまった。包囲しようとしていたセルロン軍の待機部隊は少なからぬ損害を受けてしまい、宇宙軍第4戦隊などは壊滅状態に陥った。
セルロン政府のハーバシティ・クチバー首相はこの作戦を「成功した」と発表した。
事務所でテレビを見ていた私は、思わず酢豚を吹き出してしまった。老兵たちも同じような具合で、大将殿だけがじっくりとテレビの画面を見つめていた。
クチバー首相曰く「包囲掃討には失敗したが革命軍は追撃を受けてボロボロである」とのことだった。
驚くべきことにその言葉にウソは無かった。後に大将殿がトラギンに手紙を送って真相を尋ねてみたところ、追撃作戦に参加したらしいトラギンの第5戦隊は逃走する革命軍を相手にほぼ完勝したとのことだった。
作戦目的を達成することはできなかったが相手に大きな損害を与えることには成功した。勝ったとも負けたとも判断しがたい微妙な戦果だった。
こんな何ともいえない戦いをセルロン軍は2年ほど続けてきたのだった。
ゼブラ作戦は双頭戦争と呼ばれる大きな戦いの一局面に過ぎない。セルロン政府は東のハンクマンを攻め立てる一方で、西から雪崩のごとく押し寄せてくる正木藩兵を抑え込むのに必死だった。東西からの圧迫を前にセルロン政府は疲弊していた。
このような大規模な戦争が行われていたからこそ、私たちは影でこそこそとニイタカ山に大要塞を築くことができたのだと思われた。
セルロン政府は大要塞の情報をある程度入手していたようだが対外戦争に全力を尽くさねばならない以上、私たちを攻撃するような余裕はなかった。
大将殿の予想ではこの双頭戦争はあと1年で終わるとのことだった。
事務所の台所で得意の回鍋肉を炒めながら、大将殿は自らの予想を語った。
「ちょっと聞いてくれるか中尉。我輩はセルロンが負けると見ている。とはいえセルロン政府が滅びることはないだろう。ハンクマンにも正木藩兵にもセルロン全土を抑えるだけの力はない。まず国力が違いすぎる。セルロンの不運は1度に2つの敵を相手にしたことだ。かつての我らが帝国軍と同じだ。もっともセルロンはまだ滅びないだろう。領土を切り離して停戦に持ち込むはずだ。だいたいセルロンはセルロン市とドップラー市だけで十分にやっていける国だろう。他の地域はみんな砂漠、それくらいは他国にくれてやっても何の問題もないはずだ。おっといかん焦げるからゴマ油をくれ中尉! ゴマ油だゴマ油を寄こせ!」
ついつい語りすぎた大将殿は自慢の回鍋肉を焦がしてしまった。仕方がないのでもう一度作り直すことになり、失敗作は私の一存により総本山で働いていたショート・チゴの元に送り届けられた。
私たちは大将殿が予想した1年間で戦争の準備をすることになった。セルロン軍が私たちの動きをどこまで把握しているのかわからなかったが、彼らの目がハンクマンや正木藩兵に向けられているうちに戦争の準備をしておく必要があった。
この1年で計画の全てが決まる。私たちは気合を入れた。