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Ⅷ いまでも、君が好きだけど…。
「実は…。」
私は、いままでのいきさつをすべて話した。
今日は、この前のお店に来ている。
夕飯のオムライスを注文した後のことだった。
佐藤先生も一緒だ。
この前のメンバー。
水浦先生は、私の説明が終わると、静かに口を開けた。
「ごめん。」
「…そこまで、だったとは。俺、メアド変えてたんだ。それを、君に伝えるの忘れていて。」
水浦先生は、うつ向いた。
「ごめん、でも、俺は、今でも、君が好きだよ。」
水浦先生は、顔を上げ言った。
「でも、キミは俺のこと信じられないんだろ?。」
首を、縦に振ろうか、横に振ろうか、迷った。
すっと、昔に恋した人としかも私は水浦先生を忘れていた。
そんな人に、人を愛する資格なんてないに決まってる。
「どうせ、水浦先生を忘れていた私が、人を愛する資格なんてない…、なんて考えてないでしょうね?。」
川上先生は、私の思ってること、すべて、お見通しだ。
読んでいただいてありがとうございます。
次回もお楽しみに。