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たいとる  作者: たかなし
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プロローグ

拙い文章力、誤字脱字も多いです。

なんせ初めて書いたものですから。

主人公目線で書いていきたいと思っていますが、どうなることやら。


結構続くと思うので、

つまんね

とか思う方は即やめでお願いします。


夏も終わり、秋風が吹く9月下旬。

雀の鳴き声と、冷えた風が体に沁みて目が覚めた。

重い体を起こしてベッドの端に座る。


さむっ ねむっ


目を擦りながら欠伸をする。無造作に散らばっていた紙がカサカサと風に揺られて足にあたった。かゆい。なんでこうチクチクすると、かゆくなるのか。人体って不思議。

また散らかしたまま寝ちゃったのか、とぼんやり考えながら紙を蹴飛ばし、洗面所に向かった。


着替えて朝ごはんの支度をする。

今日はベーコンエッグにしようか。

そういえば去年までの僕はちゃんと料理していたのだろうか。病院から戻って来たとき、ろくな調味料が揃ってなかったし。

家事もできてなさそうな部屋だった。今の僕が言えたものではないが、もっと散らかっていた。



医者が言うには、僕は、全生活史健忘という記憶喪失らしい。俗に言う「ここはどこ?私は誰?」というものだ。発症した当初は確かに、なんで病院にいるのかわからなかったし、小鳥遊日向という僕の名前すらも忘れていた。

ちなみに全生活史健忘というのは心因性で、ストレスからくるものだ、と医者が言っていたのを思い出した。

ストレスねぇ。ストレス社会でストレスを感じない方がおかしいと思うけど、僕、そんなに溜めてたの?


以前の僕に憐れみを感じたので思考停止。

さて、今日の手紙はどんなこと書こうか。


補正をするのは一つだけ。僕は手紙のことだけは忘れていなかったこと。あの人に毎日手紙を書き続けなければならない。なぜかわからないが、書かなかったら不安で眠れなかったほどに重要性を感じる。


散らばった紙を拾ってごみ袋に入れたあと

僕は机に向かってペンを握った。

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