表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/34

思い出はトラウマと読む。

不快に思われる方がいらっしゃるかもしれません。

内容的に色々と。(いや大丈夫か?)



主人公崩壊してます、キャラがキャラが。

思えばそうだった。姉が私にくれた最初の誕生日プレゼントは、『つまらない? 日常を打破★ リーテがシェイちゃんに非日常を経験して貰う! きっと楽しいよ~期間は一週間~』・・・だった。

ピンクの折り紙にだらだらと幼さが残る文字で書かれてあった。その時姉は確か14歳。私11歳。

無垢だった。自分で言うけど私は純粋な少女だった。賞賛も賛美も、人々のそれは姉にいったけれど。同時に嫉妬や妬み。怨み。普通は私にも漏れたであろう人々の黒い感情を、姉は全て受け止めた。

私に少しも漏らさず。

若干人と違う思考回路を持った姉が居るという認識がその時には無かった。具体的に言えば、「打破」の意味も「非日常」とやらがどういうものかさえもいまいち良く分かっていなかった。

・・・それでも。生まれて初めて貰うプレゼントと、誕生日を「祝う」という概念を知った私は他の事がどうでも良くなっていた。先に言おう。姉はシスコンである。決して嫌がらせの類ではない。

一日目。朝起きたら何故か草原に居た。右も左も分からず泣きながら一日掛けて家に帰った。

二日目。起きたら何故か一緒にタコが寝ていた。勿体無いので夕飯になった。

三日目。姉が記憶喪失になったことが発覚。焦って悲しくて、ずっとどれだけ姉が大好きかを語り続けた。泣きながら本人に。語り終えた時点で嘘だと判明。

四日目。もしやこれが非日常とやらなのか姉に問い詰め、やめて欲しいと土下座。そこを写真で撮られ居間に飾られた。今もある。

五日目。外に出たら何かされると部屋に閉じこもる。その日だけ何もあらず、閉じこもっただけで終わった。喪失感。罠か。

六日目。本屋へ行こうと玄関に向かった所で眠気に襲われ倒れる。そういえば朝食の水が変わった味がしていた。起きたら外暗し。

七日目。誕生日当日。これでやっと終わると安心。感じるのは歓喜のみ。ワンピースを貰いご馳走を食べ終わり良ければ全て良し。布団に潜り込んだ所で。



黒尽くめの奴等に何故か狙われる。勿論姉の仕業。


「お姉ちゃん! お姉ちゃんは・・私の事・・・嫌いだったの!?」

「え? 何言ってるのシェイちゃんったら。この一週間で色んな人の立場を味わえたでしょ? 最後のが狙われる権力者の立場だっただけよ~★」

変わらぬ美しい笑顔で笑った。「それにシェイちゃん中々強いから倒せると思って★」・・その言葉に意識が飛んだのは確かだ。つまりは姉の愛情表現なのだ。それが姉にとっての楽しいことだったのだ。それを分かっていたから責められたりはしなかったし、愛されてるなあ、と嬉しく成った程だ。



当時11歳。無垢な私の心境。

現在18歳。





断じて私はマゾでは無い。




「い、いやああああああああああああああああっ!!!!!!!」

「ど、どうしたのアカシェちゃん!? リーテなら兎も角、アカシェちゃんが大声を・・・!」

「おい五月蝿いぞ。あと此処は執務室だ。」

「いやねラークス。シェイちゃんは貴方などに用はないのよ? 何を自惚れているの? シェイちゃんは私に会いに来たに決まってんでしょ。」

「は? 自惚れって何でお・・・」

「お姉ちゃああああああああああああんっ!!!!!!」

「ほらね阿呆め。・・どうしたの、シェイちゃん?」

「あ、朝起きたら・・・・、



窓からナイフが飛んできたの・・・・・・!」

ピクリと反応した男性陣に比べ、姉はあらと首を傾げただけだった。


「遠距離系の攻撃? ナイフだなんて大きなもの、すぐ気付かれるでしょう。駄目ねえまだまだ甘いわ。暗殺でもしようとしてるのかしら? ・・・いや、脅したいだけね。」

「だよね。・・・じゃなくて、お姉ちゃん、決してお姉ちゃんが手配した人達じゃないよね・・・!」

「久しぶりねえ。なあにシェイちゃん? 非日常を・・・」

「いえ! いいです断じていいです本気でいいですすみませんでした!」

「・・・リーテ。アカシェちゃんのキャラが・・・・。」

「・・・・・・。」

「手配って? え、まさかリーテがアカシェちゃん殺そうとかした訳じゃ・・」

「もうっ。ラヴェンツったら。私がシェイちゃんの命を奪おうだなんてあり得ないわ。王族特有のその物騒な考え止めて頂戴ね?」

あ、語尾が優しい。

「じゃあ、手配って・・・」

「単純よ? 昔にプレゼントの一つとして闇系専門の方々にシェイちゃんを標的として依頼したのよー。ただそんな小さい子が標的しかも少女っていうのは珍しいらしくて。 集まった人達がその・・・変態だったのよ。」



あの光景は忘れられない。黒いオジサン達。

簡潔に言えば暗殺者 兼 ロリコン、露出狂、(ピーーーーーーーーーー)など。





「だからシェイちゃん変態がトラウマなのよね。」



そうです。てか誰のせいだ元は。


「あー、じゃあ等々はっきりと動き出したと言う訳かな。あちらさん(姉王妃反対派)、は。」

お願い。



暗殺者向けるなら普通ので。



話が変な方向に向かってます。

不思議~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ