評価? 安心して、最悪よ。
第一印象という言葉がある。そしてそれは、大抵当たっているのだ。
ソッキンくん・・・、いや、敬意など微塵も表す必要が無いのでソッキンと呼ぼう。むしろ呼んでやろう。
ソッキンソッキンソッキンザッキンザッキンザッキンザッキンソッキンザッキンザッキ・・・ん?
何処か変な気がするけど、気にしない気にしない。
「おい、ザッキン!」
「誰が雑菌だっ!!!」
物凄い顔で振り向いたザッキンは、唾を飛ばす勢いで怒鳴ってきた。耳が痛い。あと汚い。顔が真っ赤ですよー、んー? 血圧が上がったんですかー?
「どこ行くの? いい加減、腕が痺れてきたんだけど。」
そう。
本当にそれはもう心から意味が分からないのだが、私は今こいつの書類運びの手伝いをしている。腰から肩まである程の高さのものを、2人分。それはもう重い重い。ザッキンと私の量が同じなところが、何と言うか、気遣いの無い奴だと思う。ここは普通私の半分を持ってくれる場面ではないのだろうか。そして街の漫画では私がキュンッと成って照れながら、
「あ、ありがと・・・」
「・・・別に。女子って、力無えのな。」
そう言いながら恋が始まって・・・・
・・・・・・・・・。
ああああああああああああああああああっっ!!!!!!!
無い無い無い無い!!
妄想ってタダだから暴走したけど、よく考えれば相手がザッキン! あり得ない!
恐る恐る腕を見ると、バッチリ鳥肌がたっていた。何て言うか・・・私って正直だと思う。
「・・・何処行くって、聞いてなかったのか? さっき言っただろさすが単細胞。」
「え? 何か言った? ごめんね私、虫の鳴き声は聞かない主義なの。」
「・・・。殿下の執務室だ。これは全て、殿下のサインが必要でな。」
げえ。これ全部に書くのか。大変なんだな殿下って。私王族じゃなくて良かったー。
ああ、そうだ。
まず説明が必要だった。
ザッキンに体当たりしたことにより、牢には入れられなかったのだが与えられた処罰が
こいつの仕事(?)の補佐だ。
ああ、後悔。