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月の夜に  作者: カノン
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月日は流れ (1)

 月日は流れ、


 キヌリアは立派な青年となり、お転婆姫のカリエンヌも美しい姫となった。


 数年前に出会った2人は、最初は仲の良い友達として過ごしていたが、

 最近は、なんとなくお互いを意識するようになっていた。



 そんな折、2人に婚約の噂話が出始めた。

 だが相手はお互いの思う人ではなく、キヌリアにはボナテル国の姫君パラリ

 カリエンヌにはガイゼル国の王子エラン。


 

 年頃というのもあるが、政治的、血のつながり、今後の繁栄等様々な理由から、この2名が候補として上がっていた。





 今までに、空の国リーデルと海の国ベレノア国との婚姻が無かったわけではない。ごく稀にはなるが、婚姻事実もあった。

 しかし今回は・・・・





 カリエンヌは20歳の誕生日を迎えようとしていた。

 ベレノア国では20歳になると、王家のものはしきたりとして儀式を受ける。 

 特に次の王となるものは、極秘に先代の王から2人だけ秘密の間に呼ばれ、特別な儀式を受けると聞く。


 なぜか3人のお兄様達はこの儀式を行うことが無かった。

 次の王になるのは、長男のライナお兄様だと思っていたのに。





 その疑問が、解決したのは、カリエンヌの誕生祭の前日だった。


 父であるアライン王から、カリエンヌに呼び出しが来た。

 この国の王しか、王妃であっても立ち入ることのできない部屋がこの城にはある。その場所へ来るように。

 命令を受けて、爺やが呼びに来たのだ。

 正直、なぜ自分が呼ばれているのか、全く見当もつかないままカリエンヌは向かった。




 その場所には、お大きな扉があり、この扉は、白く、大きな真珠達で飾られてる。

この城の中でも最も美しい扉だが、1度も開いたところを見たことが無かった。この扉は、ただの飾りで、実際は扉ではないのでは?とも思えるくらい。

 城の形状としても、向こう側に部屋があるとは考えにくからなのだ。



 その扉の前に爺やと着くと、王はすでに扉の前にいた。


 王は困惑気味に姫を見つめた後、振り返り、扉に向かって一言


 ”シーム”


 その時、扉の真ん中から光が放たれ、その光に王と姫は飲み込まれて行った。





 

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