生き血と生気は変身スイッチ!?
場所/バルン城治療室 時間/昼 概要/リリアが大人の女性に変身する 本文/
剣「あれ? 俺は確か、結婚式場にいて?」
リリア「気が付いたみたいね。私がこの魔法水晶から出した回復アイテム『ごっくんヒール』を飲ませて剣の体力と生気を元に戻したのよ」
剣「ま、待って、生気を戻したってどういうこと?」
謎のコウモリ「よく気が付きましたな、ムコ殿!」
剣「な、なんだ、お前は?」
謎のコウモリ(ファウスト)「我の名はファウスト、リリア様の忠実なしもべであり、ムコ殿がつけてるコウモリリングの使い魔じゃ」
剣「使い魔? コウモリの霊みたいなもんか」
ファウスト「霊とはなんだ、霊とは! れっきとしたドラキュラス家に仕える、使い魔じゃ」
剣「使い魔も霊も変わらないじゃねーかよ」
ファウスト「ゴーストと一緒にしないでほしいぜよ。話を戻すぜよ、生気を戻したっていうのはじゃな、
リリア様とキスをした瞬間、婿殿の生気が吸い取られ、それがリリア様の魔力となったのじゃ」
剣「な、なにーいぃッ!」
リリア「ありがとね、生気。おいしかったよ」
剣「キスして生気吸われ、魔力に変わるなんて、そんな……」
剣「で? 君は誰?」
リリア「ダーリン、なに言ってるの? 私よ私、リリアよ」
剣「え、うそだろぉ、だってさ、結婚式の時、こんな小さな子供だったじゃないかよぉ」
リリア「あのね、剣の生気で体に魔力が補充されて、その効力で身長が伸びて大人になれるの。どう、ナイススタイルでしょ。うっふーん♡」
剣「まじかょ、キスしたら成長できるのかよぉ……(かわいくてセクシーだけど)」
リリアのボンキュボンのナイスバディとセクシーな露出高めの服装に見惚れる。
リリア「顔が赤いよ、剣照れてる? わたしがかわいいから」
剣「やめろよぉ~照れてるのはリリアが露出度高い服で胸頬っぺたにすりよせてるからだぁッ」
リリアは再三、大きな胸とお尻を使い、剣に密着させていく。剣は顔が真っ赤だ。
リリア「リリア、お腹空いたぁ~。キラーん」
剣「え、なに? 目が一瞬、光った気がするけど」
ファウスト「婿殿、覚悟せい!」 リリア「移動魔法、『瞬間移動!』」
リリアが一瞬で消えた。その消えたすぐだった。
剣「え、前にいたのにおれのうし……ろに?」
リリア「いただきまーすぅ♡」
剣「あ、あぅ、はぅぅう」
なんと、リリアが剣の後ろから首に噛みついた。血が溢れていく。
リリア「おいしい。剣の血、おいしいね。全部飲んじゃう」
剣「あ、あうッ、血、血が吸い取られてく……立ってられない、意識が……消える」
ドタッ
剣は血を吸われ意識を失い、その場に倒れこんだ。
リリア「ご馳走様でした。あぁ、お腹いっぱい。おいしかったぁ♡」
ファウスト「リリア様、おやつでお腹いっぱいになられたと思いますが、このまま放置しておくとムコ殿が死にますぞ」
リリア「わかってるよ。魔法水晶、アイテムを出して、えいッ!」
リリア「魔法アイテム『血生成ポタリア』はい、ダーリン、あーんして♡ これ飲んで」
「ごっくん」 剣「はッ、確か俺は、リリアに後ろから首に噛みつかれて、血を全部?」
剣「あれ、血を全部吸われたのに生きてる?」
剣は手を握ったり、体を動かしたりし、意識があるのを確かめた。
リリア「うふふ、その薬は血を瞬時に作ることができるの。それに……」
剣「どうしたの? 急に暗い顔つきになってさ?」
リリア「ダーリン、私ね、普通のご飯食べれないの。ドラキュラ一族は契約した人の血しか受け付けないの」
剣「ちょ、ちょっと待ってよ、じゃぁさ、俺の血がないと生きれないってこと?」
リリア「うん、そうだよ。わたし、死んじゃう」
剣「じょ、冗談じゃないよぉ、じゃぁさ、俺は毎日三回、リリアに血を永久に吸われ続けるってことじゃねーかよぉ」
リリア「そうだよ♡ うふ、いいじゃない。夫婦なんだし死にかけてもアイテムで血は戻るし」
剣「ぜんぜん、よかねぇー(悪魔だ、かわいい顔してるけど鬼だ)」
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こんばんは。
ぶっとんでますね、この物語。ご飯の代わりに血を吸う、鬼ですねほんとに。
回復魔法で血も回復させて、ご飯にするってことですね。
うーん、なんてキャラだ、リリア姫は。
まわりに出てくるキャラも一癖二癖ある輩ばっかりですね。
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