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家族
「兄ちゃんここだよここ!」
ワタルは興奮しながら言ってきた。だが意外と普通だったらしくすぐに落ち着いた
「ここがかよ、全然じゃねえか燃えた死体後でも見に行くか?」
ワタルは俯いたまま残念そうに階段を登ってった
「なんか思ってたのとちがう」
「俺もびびってたけど全然余裕だわ」
その焼け焦げた小さな神社の周りは燃えた後すらなかった
「ワタルー帰るか?」
「飽きちゃったしもうかえろ」
そう言って階段を降りようとしたがなぜか足が動かない。
「兄ちゃん...」
ワタルのほうえ目をやると息を殺していた。何かを怯えている...その時すでに俺の後ろにも“アレ”がいた。
「オロロロロコカヵ」
何かが後ろにいる絶対に動物や人間といったような物とはほど遠い何かがそこにいた。
逃げようと思っても足が動かない。ワタルは顔を真っ青にしていた。
「逃げて兄ちゃん!」
「うおぉおお!」
叫びながら後ろの何を殴ろうとしたが当たらなかった。
そして聞いたことのない音がした瞬間に腕がもがれてしまっていた。
「腕が...うぅ」
そして暗い中俺は倒れてしまっていた。