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森のなかで1人

「…」


「…んんぅ?」


 目が覚めたそこは森。


「…え?」


 見渡す限り木、木。


「えーと、、、え?」


 寝転がっているのは腐葉土と葉っぱetcな絨毯。決して家や保健室のベッドでは無い。


「ここ…どこ?」













 ちょっと目が覚めてきた。でも現実的に広がるパノラマはまさに森の中。起きた時から何も変わらない景色が広がってる。


「どうしてこんな所にいるの…私は、確か…」


 確か図書室で先輩を見つけて、そのお手伝いをしてたら高い所から落ちて…この右手に持ってるのは図書室で私が最後に持っていた本…かな?うん、そんな感じ。でも何でこんな所に?


 意識はしっかりしてるようだけどこの場所との関連性が結びつかない。何で森の中にいるの?

 普通目覚めるとしたら保健室か悪くて病院だよね?何がどうなってここにいるんだろう?



 うーん、一先ずアレコレは右に寄せといて。

 どうしよう?遭難するのを避けてココで救助を待ってみるか、それとも出口?を探してちょっと歩いてみるか。

 こういう時って動かない方がいいって聞くような気がするけど、こんな入った覚えのない森の中で待ち続けるのも勇気が要るというかなんというか…


 ええぃ、動いてしまえ!と、衝動的に歩き始めた私を誰が責められようか。だってこんな所で待ち続けるとか不安なんだもの!




 そんな感じで歩き始めたのは良いんだけど、どっちへ行っていいのか分からない。こんな時はあれですね、あの古来より伝わりしあの…


「木の棒倒し!」


 そこら辺に落ちてるこの木の枝を〜


…せーの!

…カラン!

…右っ!


 というわけで向かって右方向に出来るだけ直進してみようと思います。正直こんなんで行く先決めていいのかという疑問も浮かぶけど仕方がない。…どっかで川とか家とか人とか出てくるといいんだけどなぁ。


 そんな気分で道無き道を少し歩いて行くと車が1台通れる程度の道に行き当たりました。よかった。延々と森を彷徨う事にならなくて…


「どっち向きに行こうかな?ここでこの右手の枝で…」


…カラン!

…左!


 じゃ、取り敢えず左に行ってみよう。多分どっちに向かっても何かはあるでしょ、道が通ってるんだしね?



 コトコト歩いてちょっと足が疲れてきた所に、ヒョンと建物が見えてきました。

 遠目で見る限り家、なんだけど、なんていうか…

 洋風って言うのかなぁ?なんかでっかい煙突らしきものが建物から上へ飛び出してる。

 最近の日本の建物では見られない型なのは間違いないというか何というか。

 日本人が住んでるといいなぁ。

 そんな淡い期待を込めて(足が限界の気持ちも込めて)ノックしてみよう。一先ずこのままじゃ何処にいるのか分からなくて不安が過ぎる。


コンコン「すみませーん」


 …ちょっと待ってみる。うーん、反応無し。


コンコンコン「誰かいませんかー?」


 …留守なのかな。うー、どうしよう、どうしたら良いかな。


コンコン「すみま「聞こえとるよ」

ガチャッ ギィィ…


 なんて言えばいいか。

 とんがり帽子にローブ姿の、一言で表すなら「魔女」的なお婆さんが佇んでいた。ネルネルしてそうな。あー、多分日本人じゃないけど日本語喋ってるからセーフ?


「ふむ、まぁ入んなさいな」

「え?あ、はい…」


 魔女さんはそう言うなり家の奥へ入って行ってしまった。入っていいって事だし、それじゃあ失礼して、


「お、お邪魔しまーす…」

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