表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/50

「紅白歌合戦に出場しよう」


僕はうたは歌うけれど

うたは唄えないのであります


それでも僕は紅白歌合戦に出場したいのです

詩人の僕が歌人の催し事に出る必要がないのはわかっています

しかし僕は紅白歌合戦に出場したいのです

歌と歌との戦いに、詩でもって挑みたいのです


僕には歌はないけれど

これまでしたためてきた詩ならある


けど、もし僕個人で願いが叶わないのであれば

僕だけの力では何も動かせないのであれば


もう皆で紅白歌合戦に出場しよう

もちろん貴方も君も、通りすがりのお前さんも

全員で紅白歌合戦に出場しよう

かの会場へ殴り込みに行こう

テレビに映らされるのでなく、映りに行くんだ


もちろん歌なんかなくていい

唄えなくてもいい

極端な話、詩もなくてもいい

歌えなくてもいい

皆で一斉に戦うんだ

紅組も白組も関係ない


その戦いの中で波打つ鼓動がリズムとなって

そこに言葉を載せてしまえば

詩であり、かつ歌となるのだから


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ