「お宅の晩ご飯に突撃しようとしたら逆に突撃された件」
アタシゃ他人の晩ご飯をお尋ねしては
突撃しているカメラマン
……だけでなくリポーターも兼任しておりまして
他人のご飯をちょうだいします
「突撃!あなたの晩ご飯は何?」
私はガタイのよさげな方に訊きました
「斬撃!お前が晩ご飯!」
そのお方は爪を振り被った
私はどうにか避けたものの
このお方はどうも御乱心
「衝撃!私が晩ご飯?!」
「攻撃!お前も晩ご飯!」
そのお方は実はお食事・時間・なう
ついでに私も晩ご飯?!
アタシゃ他人の晩ご飯となるのを避けるべく
逃亡し続けるマッチョマン
……いやマッチョマンじゃないですよ全く(笑)
ていうか冗談を言っている場合じゃない!
私は岩壁に囲まれて―――
絶体絶命に追い込まれ―――
「惨劇!お前が晩ご飯だ!がおー!」
このお方は私に襲い掛かった、でも
「射撃!ならば仕返しに晩ご飯!」
私はそのお方の眉間の方に
隠しもっていた銃を向けて引き金をド~ン
この後、息をご引き取り
「悲劇!オレサマが晩ご飯……」
「笑劇!あなたが晩ご飯!」
狩られたお方を捌いて煮て、一部は焼いて
鍋パーティーを開いて楽しみましたとさ
スタッフと私で美味しくいただきました
「A-ha!これが私の晩ご飯!」




