表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
深窓の令嬢はダンジョンに狂う  作者: 吉都 五日
第一章 幼女はダンジョンの夢をみる
23/183

第23話 ガンガンいこうぜ!


この階層がユグドラシルダンジョン13階層だとすると、出現するのはトロルと赤オーガと青オーガのはず。ギルドにあったユグドラシル攻略本ってタイトルの本にはそう書いてあった。

青オーガはまだ見かけてないけど、赤オーガとトロルがいたし、ここは13階層だと思っていいんじゃないかな!


「いやあ、楽しくなってきたねえ。」


(ぷるぷる?)

(きしゃ~)


プリンちゃんもムカデさんもなかなか喜んでいるようだ。うれしそうで何よりですなあ。


「よーし、ガンガンいくぞー?」


私は宣言してどんどん進む。なあに、プリンちゃんが帰り道を分かってくれてるし、疲れたらさっきみたいに壁を作って寝れば良いし、まーったく問題ないや。

しかし我ながらすばらしい幸運だ。

よくわかんないオークさんたちは私の事探してるだろうし、それにもし外に出て行こうとしてもそこそこ足止めできたから多分大丈夫だろうし。おまけに誰にも文句を言われずにモリモリダンジョンを探索できる。こんな良いことがあるだろうか!


「このままユグDくりあしちゃうぞー!」


(ぷる……)


「むりだって?そんな事ないよ。遠くからちまちま撃って逃げる!ヒットアンドアウェイって言うらしいよ?蝶の様に舞い蜂のように刺すんだって!私もそれを実践すれば世界を獲れるって!」


(ぷるる???)


「うんまあわかんないよね。ママの教えてくれることはほとんど意味がわかんないことだからね。しょうがないね。」


よく分からない事ばっかり言うんだ。世界を獲るって何なんだ一体。世界なんかとっても別に要らないし。大変そうなことばっかりじゃないか。国王のパパだってほとんど毎日机の前でお仕事ばっかりなのに世界の王様になっちゃったりしたら後が大変そうだ。



世界の王様は誰かにお任せして私はダンジョンの王様になればいいのだ!

さあていくぞいくぞ!どんどん進むぞー!

さくさく進む。主にプリンちゃんがあっちだよって言う反対側に行くと深層へと進むことがわかった。わかりやすい!


14層は13層と大差ない。黒オーガと紫オーガが増えてトロルがいなくなるくらいだった。14層をあっさりとを超え、15層へ。


ここはギルドで知り合ったクラウスさんが困ってたところだ。


フレイムエレメンタルとブリザードエレメンタルが出てくるらしい。それにレッドアイってモンスター。レッドアイは目玉に足が生えてるような気持ち悪いモンスターなんだけど、目玉からビームみたいなのを撃ってくるらしい。


そんなことをやって前が見えるのかと思うが、遠くからでも見つけられるし、ビームの火力は低めだけど仲間を呼ぶしで厄介なんだって。


エレメンタル2種はそれぞれ火と水の魔法を使うし、物理攻撃が効きづらい。それがレッドアイに呼ばれてワラワラ来るからクラウスさんのパーティーも困ってるって言ってた。


そんなことをプリンちゃんとムカデちゃんに話しながら進む。

最初は気持ち悪いと思ったムカデだけどだんだん可愛く見えてきたから不思議だなあ。


「このままペットになる?」


(きしゃ~…)


「むりか。そうだよねえカード産だもんね。いつかモンスター全種コンプとかしてみたいなあ」


(ぷるぷる!)


「ん!?うわあっ!」


プリンちゃんが警告をしたような気がして咄嗟に障壁を張る。

バチインッと音がして何かがはじかれた。これは、目からビームだな!?


「どこだっ!」


(ぷる!)


「あっちか!おわっ!」


バッチイイイ!と弾いたけど衝撃で吹っ飛ばされる。

またかよ!連射できるとか聞いてないんですけど!


でも見えたぞ!レッドアイめ!生意気に木にぶら下がりやがって!


「今度はこっちの番だ!ファイアボルト×3!」


火矢ファイアボルトを3本放つ。ひとつはまっすぐ。あとは左右から弧を描くようにだ。撃った後でミサイルにすればよかったんじゃないか。火属性ならミサイル使えるのに!と後悔する。


(ぷる!)


「うおっ!障壁バリアー!」


真正面から撃った1本は目からビームでかき消された。そのまま直進してきたビームを障壁ではじくと、ほぼ同じタイミングで残り2本のファイアボルトが目玉に当たった!どや!


魔力たっぷり目に盛ってあるので、高温になったファイアボルトは目玉に突き刺さり、そのまま炎上。

「ギイイ」 と断末魔の悲鳴を残して消えていった。出たのは魔石だけだった。


「あああ!鑑定忘れてた!」


(ぷるる…)


「まあいいか。しょうがないね。でもレッドアイはオーガとかに比べたらあんまり耐久はなかったね。でもさ、いきなり飛んでくるビームは厄介だねえ」


(ぷる!)


プリンちゃんがアピールしてくれてる。これは教えてあげるから大船に乗ったつもりでってことだな!たぶんそうだ。よーしがんばっちゃうぞー!









―――そのころのユグ裏ダンジョン―――


「アーシャちゃん!どこだ!」


「アーシャ様!姫様ー!」


カリナは地上にたどり着いた後、すぐ前にあるギルドに駆け込み、一部始終を報告。2名の子供をギルドに受け入れてもらい、モンスターが溢れた場合の迎撃体制を整えてもらってそのまま王城へ。王と王妃に報告するとすぐに総勢1000名のアーシャ救助隊が編成された。内訳は騎士、兵士合わせて500、冒険者200、その他300である。その他の中にはアーシャ様親衛隊や街で店を開いている店主、元冒険者の主婦なども含まれている。その総勢でユグ裏に突入したが、未だアーシャの姿は発見できなかった。


「国王様!こちらに戦闘の形跡が!」


そこにはアーシャが放った火魔法でこげた壁や残った氷の付着した床、切り刻まれた天井など凄まじい戦闘の痕があった。しかし、


「国王様!1階層全て見回りましたが、アイーシャリエル様と交戦相手と思われるオークの姿は見当たりません!」


「うぐぐ、じゃあ2階層に行ってみよう。2階層でも全体くまなく見ていくぞ!」


「はっ!」


「待ってろよアーシャちゃん!パパが助けてあげるからね!」





レッドアイのイメージはドラ○エ2に出てくる悪魔の目玉系モンスターです。

ロンダルキアでは酷い目に遭った記憶しかありませんが、その中では目玉はまだ優しい相手だったような気が。ほかのが酷いだけかも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ