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深窓の令嬢はダンジョンに狂う  作者: 吉都 五日
第5章 少女は一流冒険者になる
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第17話 新たなる冒険へ出発!

さっきみたらブクマ555件評価44人でした。ゾロ目だとなんだかうれしい!

「うーん…ふああ。」



昨日はなんだか凄いことが起こったような気がするけどサッパリ思い出せない。

気がついたら宿のベッドで朝だったのだ。まあ、お腹が鳴る音で目が覚めたんだけど。


枕元の定位置にはプリンちゃんが。そして足元にはココアちゃんが丸まっている。

なんだかお布団が重いと思ったんだよね。

何でネコさんは布団の上で重石になるんだろうなあ。



「ふわ~、おはよう。なんだか昨日はひどい目にあった気がするなあ」


「おはようございますアーシャ様。昨日はその……35層を突破致しましたね。何も宝箱が出なくてとても残念でした」


「そうだっけ?でも宝箱が出ないくらい、いつもそうだったように思うけどなあ。うーん??」


「あ、もう朝ごはんの時間ですよ!さあ、早く行きましょう!」



そういって強引に私の手を引くカリナ。なんだか誤魔化されている感が酷いけどまあいいか。


カリナにぐいぐい引っ張られて食堂のある1階に下りていくと、そこにはエルさんとユリアンヌちゃんがまっていた。



「ごめんおまたせ~」


「遅くなって申し訳ありません」


「私達も今来たところだよ。えーっと、その?大丈夫?」


「うん?大丈夫だよー」



みんなが何かを気にしてくれているようだけどサッパリ思い出せない。

これは思い出さないほうがいいことなんじゃないかと思うので、あまり気にせずに朝食を食べる。

今日の朝食はパンにステーキにコンソメスープ。


朝から重そうだけどこっちじゃこれが普通なんだって。

野菜ばっかり食べてる人もいるエルフの文化とは大違いだなあ。


どっしりとしたものを朝から詰め込むってのは冒険者の私達にはとても素晴らしいことだ。

一度戦い始めたら、次にご飯や水分を取れる時間がいつになるかわからない。そういう環境で戦っている冒険者はいっぱいいるらしいし。


まあ、私達は休憩したい時にはいつでもできるけど……



ご飯のあとは準備をしてお出かけだ。

宿の人たちも随分慣れたみたいでチラチラッと視線を感じるけどそれくらいだ。

よかったよかった。最初はどうなることかと。

外に出たらワーワー、宿に入ってもワーワーといろんな人に話しかけられてもー。


さて、昨日の続きだね。



「えーっと、昨日何階層まで行ったんだっけ??」


「37層でしたね。35層のボスを倒したあと、アーシャ様がまたトリップして。ブツブツといいながらムカデさんに乗ってるだけになったので。自然とゆっくり進みました。」


「37かあ。キリのわるいとこだなあ。何でそんなとこで止めたんだっけ?」


「ええ!?えーっと、それはアーシャ様がお休みになられたので、ね!」


「そうだね。突然寝ちゃったからね。ふらーっと」


「そうですよ。バッターンと倒れたみたいになって!心配致しましたの」


「そうだったっけ?ごめんね。でもなんだかショックなことがあったような…」「いやあ、それではさくさく進みましょうか!今日は40層までは行きたいですね!ボスが何なのか楽しみですねえアーシャ様!」


「そ、そうだね。カリナテンション高いなあ。どしたの?」


「どうもなさいませんとも。さあさあ、参りましょう!」



なんだか誤魔化されているような気がするけど……まあいいか。

昨日私が考えていたことといえば……あ、あれか。一家に一部長だ。

ははーん、カリナのヤツ。さては私が部長に取られるとでも思ったんだな。しょうがないやつめ。


私はとっくに……モフプルの下僕なのだ!

人間ごときに構っている暇はないわ!



「わーっはっはっはっは!」


「な、なんですかアーシャ様!」

「うわあ!びっくりした!」

「何で突然笑いだしたのですか!?」


「ふふふ。カリナの浅はかさを笑っていただけなのよ。特に深い意味はないからね。」


「どういう意味ですか!いきなり!」


「はっはっは、まあ私とモフプルの冒険を指をくわえて眺めているが良い。わっはっは。」



いっぱい笑ったら気分もよくなってきたぞ!

よーし、今日も新たなる冒険へ出発だ!


なんだかジ○ンプの打ち切りみたいな感じになりましたが続きます。


というわけで、ゾロ目には全くこだわらないのでブックマーク、評価をお願いします!

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