猫山電鉄以外
◎ご近所さん
◆猫八さん
茶白の八割れで、パンの猫八堂の店長。
最初、ミーコ駅長に尻尾があると思い込んでいた。
「お猿さん用」のフルーツ使用のパンも充実している。
◆猫来軒のご主猫
キジ虎で、名前は不明。
ミーコ駅長がよく出前を利用する中華屋の主。
チャーハンにネギを入れることを思いつき、ミーコ駅長から感謝される。
◆猫風亭のおかみさん
名前は不明。
ミーコ駅長がよく出前を利用するうどん屋のおかみさん。
良かれと思ってバナナを麺に練り込んでくれたことがある。
夫は猫来軒の主猫とは古くからの友達で、猫来軒に対抗してうどんにネギを入れてくれる。
◎芸能界
◆猫塚歌劇団
猫塚大劇場を本拠地とする歌劇団。
舞台に立つのは女性だけで、桜橘菊椿の四組が交代で公演を行っている。
立ち見席での観劇がミーコ駅長の大きな楽しみとなっている。
◆猫岡ミヤ恵
猫山市出身の人気歌手。
少しだけ長めの毛並みの飛び三毛の女性で、気さくな性格。
ミーコ駅長とは、猫山電鉄海岸線のPRポスター撮影で知り合う。
彼女の歌う「白い桜貝」は海岸線の発車メロディーで、「猫ヶ浜パラダイス」は海開き期間限定の猫ヶ浜駅の発車メロディー。
◆猫島ミユ希
シンガーソングライター。
猫中さんと同世代の大ベテランで、猫中さんは彼女の大ファン。
恋愛ドラマ「窓辺のカプチーノ」のエンディング曲「窓辺のバンドネオン」を歌っている。
競馬のGⅠ猫塚記念の実話を元に作られた「ターフの妖精」は猫塚記念の入場行進曲。
◎スポーツ界
◆猫山ガッティネリ
新猫山スタジアムを本拠地とするプロサッカーチーム。
猫山電鉄は、このチームをサポートしている。
名称は黒猫軍団の意味だが、ユニフォームが黒いだけで選手の毛色はさまざま。
応援歌は歌詞が悪役っぽい。
マスコットキャラクターはギザギザひげの着ぐるみの黒猫で、名前はフルミネ。
◆猫原ミヤ子
「ターフの妖精」と呼ばれた女性騎手。
現在は猫間山観光牧場の牧場長。
名馬「流星のペガサス」ことポイントボーイとともに猫塚記念に勝利したことは、今でも競馬ファンの語り草とされる。
猫島ミユ希の曲「ターフの妖精」のモデル。
獣医の猫原玄齋は弟。
◎その他
◆昆虫博士
猫見市昆虫館の名誉館長。
濃い黄色の目をした白猫のおじさん。クワガタの被り物をしてテレビに出ている人気者。
本名は猫谷雪之介で、れっきとした大学の先生。
昆虫バトルゲームの監修をしている。
◆猫合光之丞
動物写真家で、猿の撮影をライフワークにしている。
キジ虎白のおじさんで、ミーコ駅長によると、一緒にいてすごく安心感があるとのこと。
写真集「ミーコの電鉄日和」の撮影者。
猫の撮影はあまり得意ではなく、ミーコ駅長は猿というより猫の感覚に近く、撮影が難しかったと明かす。
◆猫原玄齋
灰白の富士額の獣医で、気さくでおしゃべり好き。
ふだんは大動物を診ており、馬の治療で名高い。
ミーコ駅長が風邪をひいたときにお世話になった先生で、会社の健康診断では担当医。
モナちゃんというフサオマキザルを飼っている。
元騎手の猫原ミヤ子は姉。
◆ニャンギット
異種族「ニャスラ」の猫で、辻ミャ島出身の初老の男性。
額にはっきりとした何本かの黒い筋の入った精悍な顔が特徴。
本業は炭焼きで、ニャスラ伝統の草笛が得意。
孫娘の名前は偶然駅長と同じミーコで、ニャスラ語で「大切にする」の意味。
◆サカナちゃん
うす錆柄の年齢不詳の女性。
テレビで人気の魚類研究家で、大学で非常勤講師をしている。
ミドリフサアンコウのかぶり物がトレードマーク。
口癖は「うぉうぉっ」。
趣味のバンドではボーカルをしており、バンド名は「ウォウ・ウォウ」だが、魚とは関係ないとのこと。