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好きだから、嫌い。

作者: 風季

嫌いになったわけじゃない、それは確信をもって言える。じゃあなに?って聞かれると、ほんの少しだけ、難しい…


嫌いになったわけじゃないけど、一緒にいるとどうしようもなく苦しくなった。それが当時自分が置かれていた就職活動手前という状況に起因していることは、よくわかっていた。

すべては自分で選んだことだからと、声高らかに言えた君が、いつから遠く感じるようになったのだろう。そんな君と一緒にいることが、楽しい嬉しいという感情から苦痛に変化したのはいつだっただろう。気づけばそんな感情は私の心に根を張って、苦痛なはずがないと言い聞かせる私の心を絡めとっていた。

君の努力は目覚ましくて、私の今までがまるでなんの意味もなさないかのように感じさせられた。初めは、違和感。次第に苦しみ、そして苦痛になった。君が私を惨めにすると、そんな言葉が自分の中に生まれたことを感じた。その時点で、本当は手遅れだったのかもしれない。もちろん、当時の私にそれを知る術はなかったのだけど。

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