5/23
姉妹
短いです。
「ギャオオオオ!」
「!」
手を差し伸べた直後に、魔物がディーヴァの背後に現れた。再び鈴に切り替えるが、間に合わない。
が、次の瞬間。
シュッ
軽快な音と共に、魔物が頭から一刀両断にされた。後ろには、軍人が着るような服を着た、鈴とよく似た人物。
ミルナーゼ・・・いや、蘭である。
「姉さん油断したらあかんで?いくら丈夫や言うても死ぬときは死ぬんやから。」
「うるさいなーわかってるよーだ。」
そのあと二人で笑って、少女を立ち上がらせた。
二人でくるりとアグレスを向き、ディーヴァとミルナーゼに変える。
「「お迎えに上がりました、アグレス様。」」
「すまない、心配をかけたか?」
「そりゃ心配しますわ。主が帰ってこんで心配せんほうがおかしい思いますよ、私は。」
「ご無事で何よりにございます。さぁ、城にもどりましょう?」
全く同じ髪、顔、服、体格の二人のメイドは、同時ににこりと笑った。