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最後まで  作者: みょんみょん
第1章 お迎え
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ドタバタな日々

磨きあげられ、まるで鏡のように光り、ドタバタと忙しい侍従たちを映し出す床の上を、一際忙しそうに走り回る女性、ディーヴァ。

「メイド長ー。トイレ壊れましたー!」

「メイド長ー。バケツひっくり返しちゃいました、ごめんなさい・・・」

「メイド長ー。人手が足りませーん!」

「メイド長ー。ひっくり返ったバケツの中に入ってた水に躓いてコケる連鎖が起きてまーす!」

あちこちで繰り返されるメイド長コールにもう大忙しである。双子の妹であるミルナーゼは副メイド長なのだが、そちらもコールされており、双子の姉妹であっちにバタバタこっちにバタバタ。

的確な指示でなんとかそれを捌けたものの、一通りの仕事が終わった頃には全員が疲れきっていた。おかげで城はとても綺麗になったが。これから夕食の時間まで、使用人たちに少しの休息が訪れる。その時、ディーヴァの携帯がなった。メールBOXを確認する。そして、固まった。

「・・・みんな・・・喜んでいいのかな・・・」

メールの送り主は主であるアグレスで、内容は共に旅をしていた友人たちと帰ってくる、ということだった。つまり、仕事が増えた。しかし主が帰ってくるので微妙である。ディーヴァとミルナーゼはため息で済んだのだが、使用人たちにそれを見せた途端、悲鳴が響き渡ることになった。

(そんなに多くないけどメイナ様だけでこの状況じゃあね・・・)


「遅いですね、メイド長・・・」

「そだね・・・私、ちょっと行ってくるね。」

ディーヴァがその場を離れようとし、途中で姿を切り替えた。普段仕事をしているときは、吸血鬼の姿でやっている。羽は隠しているが。透き通ったサファイアのような目。しかしそれも片方しかなく、もう片方は上から白い包帯を巻き、髪でその包帯もなるべく隠している。包帯を巻いていても少しだけ出ている傷が痛々しい。着ている服からも、首筋に生々しい傷跡がある。

髪は流れるような銀色で、長く伸ばしている。端正な顔立ちで、メイド服が似合っている。

このように解説をしている間に、ディーヴァは着替えをすませた。

今の姿は、狐の時の姿。もちろん狐にもなれるが、彼女は人間と同じこの姿が好きである。マーメイドの時と性格は変わり、好戦的になる。他の性格は変わらない。金髪で、ショートにした髪。後ろでだんごにし、赤いリボンで止めている。目は、血の色を思わせる深い深い赤。目の色と同じ赤い着物(裾の部分は短くきり、スカートにしている)着て、その上に大きな白い羽織を着る。太ももに銃の入ったホルダーをつけている。(何丁か着物もしくは羽織に隠し持っている)目の片方はいつも通り隠れている。これは変わらないらしい。そのまま窓から飛び降り、軽やかに着地。雪原に向かって疾走し始めた。

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