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傾いた思想

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

キャラが闇堕ちする理由、分からなくはないんですよ。

そしてまた光堕ちするのが難しのも分かるんですよ。

よくほら『皆と仲良くしなさい』、『嫌いなものは作らないようにしなさい』なんて小学生の時に言われるじゃない? だから私はその言葉をその言葉の意味で卒業まで使ってきた。けれども其れはただの傾い思想に他ならないのだと知った。


品行方正な奴ほど壊れやすい。其れは今まで我慢の限りを続けて来ただけで、内心それなりのものを抱えて取り繕っているからに他ならないだろう。

美徳に縋り、倫理に縋り、世論に縋り、息の抜き方を知らないから、ある日突然ぶっ壊れる。知人も最近、ぶっ壊れた最中だった。

――救いようが無い、あんな奴ら嫌い。

――私の目にさえ入れたくない。

今まではあれ程、柔らかく、倫理に則った物言いをしていたのに。突然人が変わった様に、こんなにも物言いをするのだった。


「随分と派手に壊れ切ったなぁ」

会うとついこんなにも物言いをしてしまう。けれども彼女は特段悪びれた様子もなく、冷ややかに此方を見詰め返すだけだった。

品行方正からは程遠い、侮蔑の瞳。最近はこの目をする事が増えてきた。

「君が思っている以上に、崩壊は早くから始まっていたよ。何も突然訪れた訳じゃない」

其れは知っている。波のように失望が押し寄せていた事も、必死に逃れようとしてきた事も、けれども結局、耐えきれなかった事も。

「『皆と仲良くしなさい』、『嫌いなものは作らないように』。小学生で時折耳にする傾いた思想。

私にとって、教師というのは逆らってはいけない生き物だったし、従っていれば万事解決だとも思っていた。でも気が付いた。教師は神ではないし、従えば自分を救ってくれるとも思えない。ただ自分がやり易い様に洗脳しているだけだとも。

自分の中の『憎悪』と『嫌悪』に向かい合ってから、胸のつかえが取れた気がしたんだ」

認めれば楽になるのだ。其れに抗うから苦しくて仕方がない。そんな事、子供だって分かる事なのに、彼奴は本心よりも良心を優先してきただけなのだ。

「今まで良心に縋っていた分、反動も尋常じゃない」

「当たり前だろう? 良心に縋り続けて早数十年。そのしがらみが無くなった時の開放感は、そこらの獣と一緒にして欲しくないものだね」

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


突然ですが、メンヘラもDVも根本が似たようなものだと言うことを昨日知りました。

『私はこんなに可哀想なの!! だから暴言、暴力を奮っても許されるの!! 貴方が我慢すればそれで許されるの!! 逆らわないで!!』

生理前でそうやって開き直る方は普通に好きではありません。縁を切ります。


似た事例で、根本的に皆『善』って言葉が大好き。

『善』の名のもとであれば、何しても許されると思ってる人々も、一定数います。

状況が状況ならば、そうなる方々が殆どだと思います。


そうやって、行き着くところまで行った人間って、此方がどう頑張っても、救えないんですよ。

此方がどれほど『根は悪い子じゃない』、『良いところも沢山あった』って、心で言い訳続けても、絶対に救えない。終わりがないから。


最終的にどうなるか。我慢の限界超えて、此方が闇落ちするんですよ。

どのレベルかと言うと、『あれは人じゃない。人を模した何か』ぐらい。


我慢を続けてきた分、不満もそれなりにあります。

認めると気が楽で、善性に縋って庇ってきた自分が馬鹿馬鹿しく思えて仕方がないんです。

『あんなクソみたいなものを庇い続けてきたのか』

ってぐらい、思想が滅茶苦茶傾くんです。


そうなるともう、戻れないよね。

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