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64歩目

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ

 クラリス達が妖精の里へ来て2ヶ月が過ぎた。


「そろそろここから旅立とうかな……」


パリンッ


 いきなりクラリスがこんな事を言い出したからリーフは持っていたカップを落としてしまった。


「な、何言ってるのよ、クラリス!まだフロールは妖精になってないのよ!」


「分かってるわよ。でも、私があまりここに居てもトラブルになるだけだからみんなはここに居ていいわよ。」


パリンッ


 いきなりクラリスが1人で旅立つなどと言うもんだから今度はフロールも驚いてカップを落とした。


「何言ってるんですか⁉︎私たち全員を見捨てるんですか?」

「だから違うって!私がここに長居してるとトラブルが……」


「だったら私たちも付いて行くわよ!クラリスを1人で行かせてまたライバル(トラブル)を増やされたら困るもの!」


「だからそうしたらみんなの修行に影響出るでしょ。特にウールはそろそろフゥが戻ってくるからダークからバトンタッチする頃でしょ?」


「あーもう!このままじゃ平行線よ!しょうがない。ライトに来てもらうわ!」


 そう言ってリーフは部屋から出て行った。


「クラリスさん……何で急にそんな事を?」

「んー……あんまり目立ってないけど、私はあまりこの里に居てはいけないんだよ。」


「なぜですか?」

「昔の戦争よ。今は少ないとは言え、人間が嫌いな妖精がいるのよ。ダークとライトだって私と会うまでは……いや、会ってからも暫くは口を聞いてくれなかったのよ。たぶん今も私以外とはそこまで仲良くないかも……」


 クラリスから聞かされた理由にフロールは驚いた。あんなに仲のいいダークとライトが昔は口も聞かなかった事はそれだけ衝撃だったのだ。


「まぁ、大妖精は今も人間の事嫌いだと思うわよ。前はここに2日居ただけでリーフの家を焼かれたからね。私とリーフを殺す為に……」

「そんな事が……」


 流石のフロールも早く旅立とうと言うクラリスの気持ちもわからなくなかった。


「ちょっと、クラリスちゃん!もう行っちゃうの⁉︎いくらなんでも早すぎない?」

「いやいや、もうそろそろ行かないと動き出す輩が出て来ると思うわよ。」


「何言ってるのよ。そんな奴らわたくしとダークが消し炭にしてしまうわよ。」

「そんな事したらまた妖精の里が戦争になっちゃうでしょ?」


「大丈夫よ、虐殺するだけだから!」

「もっとダメでしょ!」


 ライトが光属性とはとても思えない思想にフロールもリーフもドン引きするのだった。


「はぁー……分かったわ。じゃあ一応みんなに聞いて回りなさい。みんなの意見も聞かずに勝手に決めるのはクラリスちゃんの悪いところよ。」


「はい……」


 ライトに促されてクラリスはみんなに知らせに行くのだった。


「全くクラリスちゃんは……」

「自分の事より他人のことよね……」


「確かにいきなり1人で旅に出るって聞いた時はみんなの事考えてほしいって思いましたが、話を聞くと私たちの事を考えているんですよね……」


「ところで、リーフとフロール姫はどうするんですか?」

「そりゃーもちろん……」

「着いていきますよ。どこまでも!」


「ふふふ。そうよね。2人が羨ましいわ……」


 リーフとフロールの答えにライトは笑うのだった。



 クラリスは1人、ダークの家に来ていた。


「はぁ……気が重いなー……」


コンコン


 クラリスはダークの家の扉をノックした。家から出てきたのはウールだった。


「あら、クラリス?どうしたの?」

「あ、ダーク居ないの?」


「うん、もうすぐ帰ってくるはずよ。」

「そっか、じゃあウール。私そろそろ旅立つんだけど……」

「そぉ、じゃあいつか言ってね。荷物まとめておくから。」


「えっ?付いて来てくれるの?」

「か、勘違いしないでよ。別にクラリスの事が心配とかじゃなくて、フロールは絶対付いて行くって知ってるから付いて行くだけだからね!」


「あー……分かった。じゃあ日にち決めたらまた来るわ。これからエールとニコラの所に行くから。」


 とりあえずウールの答えを聞いたので次の場所へ向かうクラリス。


 ゴウカの家に着くとまたまた川の方でまた水柱が上がった。なので、4人の居場所もすぐに分かる。クラリスは川の方へ向かうのであった。


「みんな、修行捗ってる?」


「「クラちゃん!」」

「「クラリスさん!」」


 4人はクラリスの顔を見て緊張の糸が切れて笑顔になって駆け寄ってきた。


「ごめんね。邪魔しちゃって。」

「いいよー、クラちゃんなら!」

「リーちゃんも良いけどね。」


「それでどうしたんですか?」


 エールが本題を聞きにくる。実際かなり成長している。今では水と炎を操れているのだから。


「うん、私そろそろ旅立とうかなって……」

「えー!もぉ?ヤダヤダヤダヤダー!」


 エールとニコラに話してるのにゴウカが物凄い勢いでゴネ始めた。しかし今は慰めるよりエール達の返事を優先させる。


「それで2人はどうする?ここで修行を続ける?それとも付いて来てくれる?」

「「もちろん!付いていくわよ!」」


 これでみんながついて来てくれる事が決まったので……まずはゴウカを宥める事から始めるクラリスであった。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


次回更新は1月12日水曜日の21時です!1作品終わりましたので21時に戻します。時間に注意してくださいね。


宜しければブックマークと評価をよろしくお願いします。

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