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16歩目

お待たせしました。

それでは本編をどうぞ!

一夜明けて、朝。フロールが一番最初に目覚めていた。


「うーん。よく寝た。」

フロールは一つ伸びをすると起きてクラリスの寝顔を見た。

(綺麗だなー…でも…)

「先に朝ごはんの準備しないとね。」


フロールはベッドから出て着替えるとそのまま台所へ向かった。そして、次に起きたのはリーフである。


「あら?フロールもう起きてたのね、おはよう。」

「あらリーフ、おはよー!まだ寝てていいですよ。朝ごはん出来たら起こしますから。」

「いいわよー私も手伝うわ。」


リーフは指を鳴らすと服を寝巻きからいつものに変えた


「さー、さっさとやっちゃいましょう。」


リーフはサクサクと調理をするフロールの手伝いをする。


「リーフ最近手際がどんどん良くなってますね。」

「そぉ?フロールのおかげかもね。ありがとう」

「いえいえ、どういたしまして。」


それからしばらくして、エールとウールが起きてきた。


「2人ともおはよー、早いわね。」

「おはようございます。アタシとしてはリーフさんが早起きなのに驚いてるわ。」

「おはよう…いい匂いがしたから起きてきたの…」


エールは目覚めていたが、ウールはまだ寝ぼけていた。

「とりあえず2人とも顔を洗って来なさい。で、帰ってきたらまだ寝てる2人を起こして頂戴。」

「「はーい。」」

2人は洗面所へ顔を洗いに行き、クラリスとニコラを起こす。

「んー…あーねぇさんおはよー」

「早く起きなさい、朝ごはん作ってもらってるわよ。」

「ふぁーい…」

姉のエールに起こされ、渋々起きるニコラ。


「クラリス、起きて!みんな起きてるよ!」

「うーん…あとちょっと…」

こちらは全く起きる気配がない。というより睡魔が勝っているのだ。という事でリーフに任せる。


「ウールは水魔法使えないものね、今度教えてあげるわ。」

「私は風の精霊だけど、使えるの?」

「特訓あるのみよ、それに私は樹木の妖精だけど水魔法使えるもの。出来ない事はないわ。という事で、目覚めの水!」

「ひやっ!」

「お見事!」


リーフの短い詠唱後クラリスの顔に冷たい水がかかり、跳ね起きた。そしてその横で、ドヤ顔のリーフと拍手しているウールがいた。


「起きた?早く着替えて顔洗ってきなさい!もうみんな起きてるわよ!」

「久しぶりに荒療治ね。ふぁー…顔は今洗ってくれたからいいかなー」

「あら?それなら水の量増やさないとね。」

「行ってきます。」

クラリスはクラスチェンジで戦士の服装になり、洗面所へと向かい顔を洗った。


「みんな揃ったわね。」

「クラリスが1番遅かったけどね。」

「ごめんなさい。」

「じゃあ、朝ごはん食べたら出発しますか。」

「そうね、まぁゆっくり食べていきましょう。」

「では、頂きます。」

「「「「頂きます。」」」」


朝食を食べ終わると、宿を出て街を出た。そして、少し離れた場所でエールとニコラはドラゴンへと変わる。


「さぁ乗って下さい。」

「どちらに乗ってもいいですよー」

という事でウールとフロールはエールに、クラリスとリーフはニコラへと乗った。

そしてクラリスはある事を思い出した。

『あの子、今は猫かぶってるけど、結構ガサツなのよ…特に飛行時は…やばいわよ。』

「まさかね…」


その約1分後…

「ぎゃあああー!」

「止めて!ちょっ!ニコラ!スピード落として!おーねーがーいー!」

「あははー!ねぇさんより速いよーあはは。」

クラリスとリーフは絶叫していた。そして、ニコラは聞く耳を持たずにスピードを上げていた。


結局、ウールがフロールを乗せて、エールはニコラを追いかけた。そして、強烈な一撃を持ってニコラを静止させた。

止めた頃にはクラリスとリーフはとっくに失神していた…


「「きゅー…」」

ウールとフロールが追いついた時には平原でクラリスとリーフが伸びていた。その横でエールがニコラを叱っていた。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新は10月10日午前9時です。


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