表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

優越感中毒

作者: ぽんず

ネットのコメント欄に言い争いを見つけた

あまりにつまらない内容だったので、心の中で馬鹿にした

僕も奴らと同類だ


人を見下すのは気持ち良い

陰キャだとか障がい者だとか頭が悪いだとか

本当はどちらでもいいはずなのに

見下すたびに自分の価値を見失っていることに気づかない


そして、自分が笑われると酷く傷つく

自分をなんとか支えていたものが一気に崩れ落ちるのを感じる

こんなの、もうやめよう?


ネット上で言い争いを見かけた

必死に互いを傷つけ合っていた

馬鹿になんてできなかった

どうすることもできなかった

ただ、やめて欲しかった

悲しかった


ふと、自分の心の中を覗く

他人を嘲笑う醜い化物がいた

また会ったねと優しく微笑む

部屋に入り込んだ虫をそっと窓から逃がす

そんな心持ちで追い出した

いつか戻って来なくなるといいな


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 『人を見下すのは気持ち良い』 分かる気がします。 去年、マスクやトイレットペーパーで行列に並ぶ人間を見て私は馬鹿な奴らだと見下して笑っていました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ