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私は、愛されることを知らない彼を愛してしまった。

作者: 七瀬
掲載日:2020/08/19






___私の好きな男性ひとは?

【愛】を一度も! 知らないまま育った男性ひとだった。

親に愛されず、女性ひとも愛した事もないひとだ。


 


___それでも、

私は、彼を愛そうと心に決めた!

だって! 彼は、ただただ愛情に飢えているように私には見えたから。

本当は、優しいのに、、、。

それを人に、見せることが【恥】だと思っているのか?

直ぐに、喧嘩になってしまうらしいの。





___殴り合いの喧嘩。

彼は、喧嘩っ早く! 喧嘩で負けた事が1度もないと自慢していた。

でも? 自分より弱い者には、絶対に手を出さない!

硬派なのか? 性格がひねくれているのか?

そんなところも、私は彼を愛おしいと想えるところだった。





___私と彼との出会いは?

私が、一人で街を歩いていると?

チンピラ風の男2人に、絡まれてしまって。

その男2人に、何処かに連れていかれそうになったところを

彼に助けられた。



『___おーい! お前たち! 何やってんだよ! その子を離せ!』

『なんだ、お前? 引っ込んでろよ!』

『いいじゃん、お姉さん! 俺たちと、いいところに行こうぜー!』

『だから! やめろって! その子の手を離せ!』




___彼は私の手を掴んで、自分の方へ引き寄せるように

私を守ってくれた! その後は、、、。




・・・あっという間に。

彼は、男2人をあっという間に倒してしまった。

男2人が、捨て台詞のように彼にこう言う。


『今度会ったら! 覚えてろよ!』

『・・・・・・』





___彼は、私を助けると?

何も言わずに、その場を去ろうとしたので、、、。

私は、彼の後ろを着いて行った。


『・・・なんで? 着いてくんだよ!』

『・・・だって! 助けてくれたのに、何もできないから。』

『いいよ! そんなの!』

『私が嫌なのよ!』

『・・・・・・』




___ただただ、私は彼の後ろを歩いて行った。

そして! 彼は、ぼろぼろのアパートの前で止まる!


『・・・俺の家、ここだから!』

『せめて! 部屋の片づけか? 料理を作ってお礼をしたいの!』

『・・・俺の家でか?』

『___ううん。』

『・・・わ、分かったよ。俺の部屋は、201号室だ! 着いて来い!』




___彼の部屋に連れられて入ると?

部屋の中は、殺風景で物が何もない! 生活感のない部屋だった。

私は、少し畳に散らかっているゴミを拾ってゴミ箱に捨てた。

料理は、後日。私が買い物に行って、フライパンやら調味料を家から

持って来て作るという事で、お礼をする事になった。




・・・この日は。

ただただ、彼の話を聞こうと? 黙って彼の部屋にいたのだけど?

彼は、私に一言も話さない!



___どうしたら?

彼の心を開くことができるのかな?




 *



___後日。

私は、カバンいっぱいに買い物で買った材料や料理を作る為の

フライパンや鍋、調味料を持っていった。

彼の住む201号室の部屋へ。

チャイムを押すと彼が出てきた。

私は、ドアが開くのと同時に彼の部屋に入る。


『・・・なんだよ! その荷物は?』

『___今から! 貴方の為に料理を作るから!』

『・・・あぁ、うん。』




___私は、彼が美味しそうな顔で食べてくれるのを想像しながら

料理を作り始める。

彼の一番好きな料理は、“オムレツ”らしい。

私は、彼の為にオムレツを作った。

サラダに、スープも添えて。

彼は、美味しそうに全部残さず食べてくれた。


『___凄く! 美味しかった! こんなに美味しい料理を

今まで食べたことがない!』

『じゃあ! また、作ってあげるね!』

『・・・いいのか?』

『___うん!』




___私は、これを機に。

彼の201号室の部屋によく行くようになった。

そう! 私たちは付き合う事になったのだ!



___彼は、不器用で、怒りっぽくて、愛情表現が苦手。

そんな彼を、私は心から愛してしまった。

だから、彼にもいつか? 私を心から愛してほしいと

想うようになったわ。



___それが!

私の今の、小さな夢かな。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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