エロチック
読んで頂いている方々、ありがとうございます。
スサノオウを開放すると言っても、全身に霊力を隅々まで行き渡らせ、肉体の影に隠れている、スサノオウ細胞を表に出すだけだ。
融合して、まだそんなに時間が経ってないが‥
‥‥おっ‥おお――おお!‥‥
やいばい!着ていた服が‥破れ、肉体が二回り程でかくなり、皮膚が青に変わり黒い炎の刺青が腕と足に現れ、額から1本曲がくねった角が生え、眉間に立て長の目が現れた。
眉間の目が開眼したためか、右目の幻魔眼発動し、この広間にいる全て肉体オーラが識別できる。
間近に見てたエアダスは、顔色1つ変えず二ャケ面だ。
「エアダスよ。何か言いたい事はあるか?」
声まで野太くなっていた。
《白虎やれ!》
「陛下!誠に‥‥ガブッ!」
背中から上半身だけを現し、伸ばした顔でシロがエアダスの頭にかじり付き、首から頭を引き千切った。
その光景を見ている回りの魔王達は、眉1つ動かさず逆に微笑んでいる奴もいる。
「皆すまんな。奴の二ャケ面が気に食わなくて、ついな‥‥ワッハハハハ!」
《シロ!ありがとう!》《ガオ!》
「流石閣下!です。前々から奴の事は誰しも気にくわなかったので、スッキリしました。」
振り向き、会釈をしてファイガスが答えてくれた。
後釜が必要だな?
「ヤマタよ!」「ハッ!」
彼女は前へ出て自分の手首を咬み切ると、ボタボタと血が落ち、その血が人の形から獣となり、最後は又、人の形に戻り出現した悪者は、黒く長い髪の美女。革の襟立ったロングドレスを着て、胸は露出しその両乳房には獣の牙を持つ口があり、長い舌がうねっている。ドレスの下は前部の切り込みを起点に左右に広がり、蹄のある馬の下半身が見えている。
その悪者が俺の前に赴き、平伏しながら、
「新に任命されました。エアダスです。」
と言うと、黒いロングドレスが翼に変わり、エアダスの後ろへ退くと、大きく広げ静かにたたんだ。
「エアダスよ宜しく頼む。」「ハハハアー!」
さて、金ピカ野郎も片付いたし、
後は打ち合わせだな。
しかし‥新しいエアダスもエロチックだなぁ‥
生暖かい目で宜しくお願いします。