パツキン
読んで頂いている方々ありがとう御座います。
今回、性的描写を含んでおります。
不快感をお持ちの方はスルーして下さい。
<タケルeyes>
霊力は10%‥こんな所か。
おっ!統括さんだ!
見た目は17才の坊主だが、中身は48才のオッサンな俺。
ロリコンでも無きゃギャルやお嬢さんに全く興味はナッシング〃(もろオヤジ)
しかしマリアンヌ統括はドンピシャッ!
年の頃なら30~2・3だろうか?
長い足に括れた腰、胸は分からないが星人レーダーの反応良し!
顔も良い!高い鼻に尖った顎、少しキツそうな目。
何と言ってもロングヘアーのパツキンだ!
けどな‥いまはフツメン坊主‥相手にしてくれる訳がね~よな~。
うわ~近づいてきたよ~?
どうしちゃった?あっあっ!はぁ~?
「ありがとう御座います。どうぞこれをお請け取り下さい。」
勿体ない!何で?何でよ?カァーったく!!
「マリアンヌ!立て!」
立ち上がった彼女の腕を引寄せて、濃厚な熱いベーゼを交わした。
「‥ウッ‥‥‥クッ‥‥‥」
彼女の吐息は無視!
咄嗟の判断だった。
俺の霊力を直接彼女に分け与える最良の策。
彼女頭髪に働きかけ、切った髪を戻すのに一番早い方法だ。
抱いて体を重ねている間に、ほら!元通り。
ベーゼを止め、突き放した彼女に、
「髪は魂じゃ無く、髪は女の命でしょう?
命は大切にして下さい。」
顔を紅くしヘタレこんでいる彼女を余所に、
「皆~夜が明けて来たから帰るぞ!」
俺達はストーリアスに向け、歩きだしたのだ。
生暖かい目で宜しくお願いします。




