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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第三章 ギルド
34/69

ドゴッ

読んで頂いている方々、ありがとう御座います。

暫く待つと、ガタイの良い1人の男が受付嬢と降りてきて俺の前に来ると、

「私は、支部長のライバーだ。悪いが、もう一度スクロールに手を置いてくるか?」

言われるがまま手を置き、浮き上がる文字をみて、

「間違いないな。マイナ君、試験場に彼等を頼む。」


マイナと言わた受付嬢に案内される道すがら、俺は聞いてみた。

「これって‥どう言う事でしょうか?」

「さぁ‥私にも、ちんぷんかんぷんで。支部長には考えがあるんでしょうけど‥。」


体育館程の広さの二階建で、二階には踊り場がぐるりと回りを囲んでいる。上下前後左右に大き魔法陣が描かれている。

二階の踊り場からライバーが顔を出し、

「今から、実技試験を行う!特殊な魔法陣があるから死にはせん!存分に力を発揮してくれ!」


困惑する俺達に、後ろに下がったマイナさんが、

「時々あるんです、こうゆうの。」


「何をやれば‥」

「見てれば分かりますよ。」


そんな会話をしていると、奥から魔法使いらしい男が現れ、杖を持ちながら何か詠唱を初めた。

魔法陣が中空に出現し、その下から鬼の様な角を二本生やした強そうな魔物が現れた。

「うそ‥あれはオーガケンタウロス!ハンターのシルバー以上じゃなければ‥‥」


そんな声が後ろから聞こえたが、強そうと思っただけで、俺達より全然たいした事は無いと感じだった。


横の霊人達がじゃん拳をし出し、

「じゃいけんポン!ポン!ポン!ポン‥やほ~!」


どうやら、コンが勝ったようだ。


コンが中央に歩み寄ると、二階からライバーの声が響き渡った。

「始め!」

鬼馬が雄叫びを上げると、あらぬ方に走りだし、1人シャドーボクシングを始めた。コンは笑いながらその様子を楽しんでいる

(コンの思考操作だ。)

暫くすると、感覚を取り戻した鬼馬がコンを見付けると走り寄り、後ろ足でコンを蹴り上げた。

と思ったら、その姿は無く鬼馬の前面に現れて、コンがジャンプと共に鬼馬の額にデコピンをお見舞し、鬼馬が豪快にぶっ飛び消えてしまった。

「そこまで!」


澄ました顔のコンとは真逆の召喚主の男が笑えた。後ろからは、

「えっ‥‥?」の一言を耳にする。


「次にタケル・ロックス!君の実力を見せてくれ!」

支部長の声と共に、魔法使いが詠唱を始めた。

現れたのは‥‥例えるなら鬼阿修羅。


「まじ?!やり過ぎよ!トレジャーのゴールでも難しい、サンメンオーガ!を‥‥」

召喚主の男はシテヤッタリ顔をしていて、妙に鼻に付く気にくわない感じの奴だ。


俺は頭を掻きながら、前に出ると、


「始め!」

の合図で3面鬼が突進し、手に持つ金棒で殴り付けたのだ!だが、殴られた俺は、蚊程痛くなく微動だにせず、だだ立っているだけだ。


立っているだけで何もして無い俺に、焦った3面鬼は金棒でタコ殴りしてきた。肩腰腹太股…痛くも痒くも無い俺。たださすがに鬱陶しさを感じ、右手で軽く握りこぶしを作り前に突き出し、3面鬼の腹に当てたら、

(((((ドゴッーー!!!!)))))

と、轟音が鳴り3面鬼の土手って腹に風穴が空き倒れながら消えてしまった。

「はぁ?」

驚き過ぎて、俺は間抜けな自分の声に、冷静さを取り戻した。

ちょこっとお腹に触った程度なのに‥‥脆い。

と言うか、腕試しにもならなかった。

「そこまで!」


支部長の声で試験は終わり、前を見ると魔法使いの召喚主が、膝を付き項垂れ、後ろを見ると受付嬢のマイナさんが、口を開け固まっていた。


「マイナ君、彼等を私の部屋まで案内を頼む!」

二階からの呼び声に我を取り戻したマイナさんが、


「こっっ・ん‥ちららに、どどう~ぞっ」


と畏まりながら、部屋へ案内された。





生暖か目で宜しくお願いします。

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