表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第三章 ギルド
33/69

ガタ

読んで頂いている方々、ありがとう御座います。

ストーリアスは第二の都市と言うだけの事はあり、メイン通りは綺麗に舗装され、馬車が余裕ですれ違える広さ。建物は立派な造りが多く、店の商品も品数が豊富だ。又、露店も多く活気付いている。

そんメイン通りを抜けた三叉路の真ん中に、レンジャーギルド ストーリアス支部があった。

俺は、観音開きの跳ね返りドアを開け中に入ると、中央に丸テーブルに椅子のセットが30組、長テーブルのセットが10組程あり、左手置くは酒瓶が見えるカウンターがあり中央奥が受付。

受付右奥に階段が有り、右手前に依頼が張り出されたボードある。

昼を過ぎた時間も有り、人は疎らだ。


依頼ボードの前に二組、黒のフルプレートに赤黒いマントを着け大剣を二本背中に背負う男と、ポニーテールに赤色のマントの女が一組。

一歩離れて、ソフトボール程のスライムを肩に乗せた、黒髪の男がボードを睨んでいた。


三つの受付があるカウンター前でも、二組。

リーダーらしいショートヘアーのエルフの女性が受付嬢と話す後で三人の女の子がいる。一番後ろの娘は落ち着きが無くキョロキョロしている。女なだけの四人のパーティーらしい。


その隣の受付では、腰に刀を差したモデルの様な銀髪の女性?‥いや、男?が「僕は悪い‥ス‥」

等と話している。


入口に近い左手のテーブルには、赤巻髪の女に怒られているフードが着いた灰色のローブ姿の男が笑っていた。


俺達は空いてる右の受付に向かい、受付嬢と目があった。

「いっ‥いらっしゃいませ!今日は、どの様な御用件でしょうか。」

赤く熱ポイ顔の受付嬢の声は明るく、事務的に迎えられた俺達。

「ギルド会員の申請に来ました。」

「それでは、コチラの書類に記入をお願いします。全部埋める必要はありません。書いて差し支え無い所だけで結構です。」


書類を書き終え受付嬢に渡すと、

「次にコチラにお願いします。」


カウンター脇に連れていかれ、

「このスクロールの上に手を置いて下さい。」

「これは?」

「上級鑑定スクロールです。その人のレベルやステータスが詳しく表示されます。」


そこに手を置いてみたら、少し発光して上に文字が浮かんだ。


それを見た受付嬢は首をかしげ、

「使い古しで、ガタが来たみたい。ちょっと待ってて下さい。」


俺はスクロールから、手を離すと受付嬢がスクロールを丸め、奥から新しい巻物を持ってきた。

「すいません。もう一度お願いします。」


手を置くと受付嬢が、

「あれ?やっぱり変。」

「どうしたんですか?」

「8って数字は出るんだけど‥倒れて∞て表示されちゃうのよ。」


「HP∞ M1 レベル∞ タケル・ロックス 17歳」

「ていう風にね。」

「‥少し待ってて下さい。上の者を呼んできます。」


受付嬢は足早に階段を上がって行く後ろ姿に、


‥一抹の不安を覚える‥今日の俺‥‥


生暖かい目で宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ