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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第二章 転生
30/69

釈然

読んで頂いている方々ありがとう御座います。

その日の夜は、天使様が来られたとかで宴が行われた。(天使て誰?)

勧められるまま、酒を飲みいつの間にか寝入り朝を向かえていた。二日酔いの独特な気だるさの中、体に鞭を入れ部屋から外に出たら地面が無かった!

回りを見渡すと、ここは木の上に作られた家だと分かる。生い茂る樹木の上に沢山の家が軒を並べていた。

焦った俺はうろうろしていると、そこに里長のハレルがやって来て、

「お早う御座います。天使様。」


「何度もいう通り私は、天使じゃ無いですよ。」


「これは、失敬。つい口から((ゴニョゴニョ))」


「ここって?」


里長の話しでは、下の建物はダミーで、上の家屋が居住区だとか。良く考えられいて感心した俺。


上から魔獣からは見えず、下から敵は登れずと、里長のハレルが話してくれた。

明るい場所で、エルフ達を見ると、誰もが美男美女ばかりで溜め息ばかりである。


ハレルと朝食を食べ終り、本来の目的を話した。

「今回の目的は、七竜魔神王に関する書物を探し、里に訪れたのですが。何かあります?」


理解した里長は、奥から三冊の本を持って来た。


「ご自由にご覧下さい。」


本を受けとり机と椅子を借り目を通してみたら、最初の二冊は在り来たりの事ばかりだっが、最後の一冊は、興味深い内容に目を引かれたのだ。


1つは、地獄の番犬ケルベロスについて。


【内容は、地獄の番犬ケルベロスは頭が三つあり、耳が鋭く尖り黒い体が特徴である。普段は人の成りをし分身を二体造り、三人で活動している。

真ん中の頭の犬の右目は、魔眼で有り全てを見抜く力がある。魔眼の対抗策は幻魔眼。】


もう1つは、太古の昔話別の地で七竜魔神王は一度封印された記述。


【内容は、8人の巫女が赴き、それに気を良くした魔王は油断し、巫女が持ち込んだ酒の入った8つの(かめ)を使い酔った処の隙を付き、1人の勇気ある若者が封印した。】


幻魔眼は是非とも手にいれたいが、何故?七竜に対して8人の巫女なのか‥‥謎だ。


ハレル里長に礼を言い、次の朝エルフの里を後にした。


‥‥何か‥‥釈然としない‥‥今日の俺‥‥


生暖か目で宜しくお願いします。

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