霊獣
読んで頂いている方々ありがとうございます。
俺がが最初に記憶した出来事は、病弱だった幼稚園児の5歳の時、2日間原因不明の高熱を出し魘されて
「‥苦しい‥死んじゃう‥」というものだった。
しかし3日目に、嘘の様に熱は下がり周囲を驚かせた。と、同時に体の5ヶ所、
<首の後 右肩 左の二の腕 右太股 左足の甲>
に、痣が、発現したのである。
それから、暫く立ったころ五匹の友達が、足元に現れた。
意思の疎通は勿論、沢山の特技を使う、
特別な『仲間』である。
その事を親や他かの人達に話しても目には見えず、何も居ないと言われたのを覚えている。
「あぁ‥僕にしか見えないんだ‥」
それからは、五匹に アカ シロ コン クロ アオ と名前をつけて、沢山遊び日々をすごしていた。彼等は、火を操たり水を氷にしたり、怪我や病気なんかも簡単に治しりできたんだ。
その年の夏、父の田舎の、ばっちゃん家に行った時、92歳の曾祖母に言われ驚いた。
「おや?タケちゃん、珍しいの連れてるね。」
「おおばっちゃん!分かるの?見えるの?同じだね。」
「あ~同じく見える仲間だね。」
「こいつらの事、知ってる?」
「それはな、朱雀 白虎 九尾 玄武 青龍 と言ってな、神さんの御使いをする、《霊獣》じゃよ。いっぱい遊んで、いっぱい可愛がりなさい。」
「神様の御使い!《霊獣》て言うのか!!わかった!!」
何故?彼等は俺の元に現れた、主と崇めるのかは謎だ。
時々見る夢に関係があるのかは定かではない。
俺!清水タケルは、五つの痣に霊力を宿した、《霊獣使》である。彼等を使い分け莫大な富を・・・・
と考えが甘かった。
現代社会の常識、算術、英語等、無用の長物だって事を後で知って、独り泣いた。
テストで良い点をとらなければ、話しにならんよネ。
頑張っ書いて行きます。
生暖かい目で宜しくです。