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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第二章 転生
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失態

読んで頂いて居る片方ありがとう御座います。

ロックス家の朝は牛の声で始まる。

どうやら、酪農家らしく朝食には必ず新鮮な牛乳が出てくるのは有難い。


あれから俺は、全回復し野山を駆け巡るのに精を尽くしてる。(何故かって?体力作りの一環だ)


危ないと言われるところ意外は、体力がギリギリになるまで一ヶ月間続けた結果、今は息切れを殆どしなくなった。


魔力に対しても、色々やって見た。だが断念した。魂の元が違うのか、魔法を使う努力はしたものの、指先から線香花火がパチッ!で諦めたよ。

(諦めるの早くね?)

そん声が聞こえた気がした。ので、少し説明をば。

赤坊から幼少期で魔法耐性が分かるらしい。

ライター位の炎を、水ならコップ一杯位出せるらしく、五歳から十歳までで魔力の器のデカさが決まるんだとさ(ハンマーさんの受け売りだ)


そんなんで凹む俺では無い!二度と仲間を目の前で失わ無い為に。

俺には1つ考えがあった。

《霊力》だ!限界まで高めた集中力と鍛え上げた肉体ならば、自由自在に《霊力》を操り、霊獣達の力を纏い、その一旦を借り受け発動出来るのではないか?と思っている。

(やる所までやってやる!)


その第一段階として、針と糸。瞬きする早さで針に糸を通す。やったがダメだった。出来ないわけじゃ無いが、時間が掛かり過ぎ。目標は目を閉じて0.2秒いない。(無理)


そこで、大きい物から徐々に小さくし、最後は針糸にだ。

まず節穴の空いた板に縄を通す事から始める事にした。正解だった。走りながら、逆さまになりながら、水の中、目を瞑り出来る様になった。あとは、暗闇の中での実験だけだ。


目隠しだけではどうしても鼻の脇から日が入り込む。ゴムが通り柔らかく被りやすい物。

(わかった!)

かぁ様のタンスから、パンツをかりて目隠しの上から被ぶってみた。(いける!)そう判断した俺は、牛舎に入り込み、入り口から分かり難い場所で、実験する事にした。

(危ないから、絶対入るなよ。と言われている所に、俺がいるとは思うまい。)


どうせならと、上半身を裸にし皮膚感覚も鍛える事にした。(もうね、4~5時間頑張った俺)


納得出来る成果を得て、明日から一回り小さい穴にしよう。そう思い服を着て牛舎を後にした。


その日の修練を終え、夕食の時に事件が起きた。


「ちょっと聞いてよ、ジャン!今日昼間にさ、洗濯物を持って牛舎の横を通った時ね、変な声がしたのよ。」

「どうせ、牛だろう。」

「窓からチラッと見たらさ、女物のパンツを頭に被った上半身裸の男が居て、ハッとかフゥとか言って体揺すりながら何かしてたのよ。」

「嘘だろ~!」

「気持ち悪くて、逃げてきたわ。」


俺にそんな会話は聞こえない。断じて聞こえん!


その日の夜、

~~失態は誰にもある。お前の失態を許そう。しかし、失態は償わなければ成らない~~


そんなセリフが聞こえた気がした俺。


かぁ様のタンスに、

こっそりパンツを戻しておいた‥今日の俺。


生暖かい目で宜しくお願いします。

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