あたい
読んで頂いて居る片方ありがとう御座います。
<スタッピeyes>
あたいは、いっも金が無く偉そうな奴からチョロまかして生きてきた。時には、雑草を食べ泥水を飲んだ事だってある‥しかし、どうだい!
兄貴に逢ってからは、旨いメシ!綺麗な肌着!フカフカの寝床。
「あたいの《勘》に狂いは無かった!良し決めた!絶対絶対ぜっ~っ体!離れ無いぞ!」
そんな事を寝ながら考えてたらさ、変な物音が隣りから聞こえてきたのさ。
泥棒ならヤバいから、カギ爪持って見に行っのさ。
廊下に出て見たら隣りドアが少し開いててさ、近くまで静かに行ったらさ、聞こたのさ‥
「うん~ふん~ケルタん~ん~」
直ぐに分かったさ!オッチャンの悩ましい声だってさ!全て理解したからさ、あたいは、気を使いベットに帰ったさ。
あたいは、できる娘さ!
<ハンマーeyes>
今までの人生‥全てが無駄だったと思い悔しさを残しながら王国を後にした。
田舎に帰り隠居生活でもと考え、馬車に同行して後少しで、あれだ‥‥
3m以上もある化物を、あのチッポケな氷で‥あれは無い!絶対無い!
あれは精々相手に赤い痣を付ける程度。通常であれば三人の魔導士が長い詠唱をし初めて実現可能‥しかし、聞こえてきたのは「アイス」‥‥‥。
まぁ100歩譲りアリとしても、その後のあれ‥誰もが、そして自分でさえも諦めていた左膝の怪我‥一瞬で‥奇跡‥あれこそ伝説の聖獣を1000人がかりで討伐し、その羽の成分を特殊な魔法で抽出して飲む事で実現する‥代物‥。
氷弾はスタッピ嬢だとして、凍結魔法‥肩にいた‥見えない鳥‥ケルタ‥奇跡‥神‥神の使い‥‥
今は寝ているはず、無防備の状態‥何か分かるかも知れん。俺はケルタ君の部屋へ向かい、静かに中に入った。
鼻息をたて寝ているのが見えた‥そして‥枕元に‥丸くて黒い‥何かと目が合った!その途端!
全身が金縛りあい動け無くなった。床に倒れこみ
「すま、ん‥うごか、ん‥ケルタく、ん‥勘べ、ん‥」
かろうじて動く口を使い許しを願った。
目を覚ましケルタ君が俺に気が付くと、金縛りが解け、枕元に居たはずのそれが消えていた‥その場を言い繕い、何とか自室に戻った俺。
「やはり!収穫は有った!決戦は明日!俺の願いを話してみよう。」
俺は、床に入り朝を向かえた。次の日の朝、
‥‥俺の願いは受け入れられ‥‥従者に‥なれた‥‥‥
生暖かい目で宜しくお願いします。