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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第一章 転移
14/69

クロ

読んで頂いて居る片方に感謝申し上げます。


宿屋を二軒共断られ、肩を落とし外に出た。

「ハぁ~参ったな‥」

ジャラッチャリ~ン!

「どうした?泊まる所ならあるぞ!」


ニカッ!と白い歯を見せ語り掛けてきた、トンカチのオッサンと目が合った。

仕方がない‥

「ハぁ~‥一晩だけお願いします!お金は払います!」

半ば諦めながら返事をしたら、

「難しい話しは後だ!まずはメシ!」


ガシッ!俺と猫娘の肩を後ろから抱え、宿屋の酒場に押し込まれた。

「この出会いに乾杯!‥それでな‥でな‥矢が‥魔物と‥」

適当に話しを合わせ、俺の奢りで御代を払い店を出た。


「ここが俺の家だ。遠慮しないで入ってくれ」

案内され、入ると生活感の無い殺風景の部屋があった。

「何も無くてスマンな」

そう言ってから、奥に消えて行ったらオッサン。

「風呂を用意したから順番に入ってくれ」

真新しい肌着を二人分。それも男物と女物を差し出しそして、

「これは、俺のお古だが着てくれ!」

黒い皮のベストとお揃いのパンツ、黒のハーフブーツを受け取った俺。

オッサンはニカッ!とした。


馬車から、ズーッと上機嫌なスタッピ。

「フフフフ‥やっぱ、あたいの感は当たった‥さ」

なにやら言いながら、浴室に行った。


スタッピが出てくるのを待って、俺も風呂に入り

その後、寝床に案内された。

「今日は、ゆっくり寝てくれ。お休み」

ハンマーさんは、静かにドアを閉めた。


「怒涛の一日だった‥」

ベットの上で横になりながら、今日の出来事をボ~っと考えていると、椅子上に置かれ服と、先ほど貰ったナイフが目に付き、ゆっくり取り上げ眺めると、何やら七つの文字が刻んでいる。

「コン、読める様に頼む!」《ルーン文字だね、チョイと待っておくれ》


『我 ハ 七 支 聖 剣 也』


‥ん?‥われはしちしせいけんなり?‥はぁ?‥


良く、分からないからナイフを元に戻し、

「クロ」《ん》


静かに返事をしたのは、今は体長50cm、前足は四本後ろ足は二本、短い尻尾に硬く大きな甲良を背負い、甲良の上にはサメの歯に似た突起が無数あり、下顎から二本鋭い牙が上を向き、全身黒に近い深い紺色をした亀。《玄武》


「クロ、夜の警戒を頼む。」《ん》

俺は眠りに着いた。

真夜中、物音と怪し声がして目を開けた。


「ん~ん~ケルタん~ん~」

ホモのトンカチが夜這いに!‥!


いや‥違った!


夜中様子を見にきたハンマーさんが、曲者とクロが勘違いし、《完璧なる微束》で金縛りにあっていた。


クロに説明し、ハンマーさんのを解放して、再び目を閉じた。


‥翌日‥家を出たら‥吉備団子を上げてないのに‥仲間が増えた‥猫娘と‥ホモの‥トンカチ‥








生暖かい目で宜しくお願いします。

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