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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第一章 転移
13/69

方針

読んで頂いて居る片方、ありがとう御座います。

俺は、前の世界では交渉事が得意だった。

(だと思っているのは俺だけ。場の空気を読まず、自己中的な考えやオヤジ臭いギャグ、分けの解らぬ話しだし、顧客の機嫌を悪くするのも屡々、それを見かねた同僚や上司が裏で走り回っていたのは知らぬ事だかね。)


商人親子に、護衛を兼ね俺達を町まで乗せて貰えないか訪ねると、

「是非此方からも是非お願いします。」

と言われた。

交渉は成立し、前には手綱を持つ商人父親その横に猫娘、中には子供と俺、後ろ向きにハンマーさんが後方を監視し町を目指した。


車中、俺は頭の整理をしながら、これからの方針を考ていた。


「こうなってしまったら仕方がない。『じー様』の言っていた、ナンチャンラ魔王に会って見たい気もするが、それは置いておこう‥」


「アッチの世界の(しがらみ)は無くなった事だし‥コッチの世界を見て回り霊獣達と楽しむのもアリじゃないか?」


「俺の力が無くならない限り、霊獣達の力は無限だし‥良し決めた!」


「厄介事は避け、素性を知らぬ様にし、行き当たり場足りで行ける所まで行こう!」


1人ぶつぶつ言ってる俺にハンマーさんが語り掛けてきた。

「目の錯覚だと思うんだが、さっきケルタ君の上に大きな鳥が居なかったかい?」


二ヤッとしながら鎌を掛けてきた。


[時々居るのだ、<感>の良い人が‥

大まかに霊力を俺なりに数値化すると、

俺は、約100000000(億)

1~3 たまに正夢を見る程度。

3~5 時々正夢を見、デジャブを感る。

5~8 デジャブをよく感、気配や音が分かる。

8~12 その者が見え聞こえ。

12~以上で意志疎通が出来、又は祓う事が可能。]かな。



慌てず、俺は、

「何を仰ってるのか、良く分かりません。あの時、鳥なんか居ませんでした。」

(‥ん?‥)


「‥あの時?‥それ以外は‥二ヤァ~」

「変な詮索をして悪かった。そろそろだな。」

(‥ん?‥何かやらかした‥?)


町に着き、門番と2~3話しをした商人。おかげで町に入れた俺と猫娘は、商人親子に礼を言た後に別れた。

とても狭く村に近い、宿場町であろう。

表通りに二軒の宿兼酒場と雑貨屋、それに武器屋と薬屋が一軒づつ見えている。裏通りにはぽつぽつと民家が並んでいた。


まずは金、そして服。

「スタッピさん、お金ありますか?」

「あるわけ無いさ♪」

(‥やっぱりな‥)


気が付くと後ろにトンカチのおっさんが、皮袋をジャラジャラ揺すり、

「金ならあるぞ!」


何で、おっさんが居るんだ?訳分からん。

「施しは結構です!」

足早に歩くと、スタッピも一緒にその先の武器屋に逃げ込んだ。


「おぅ!いらっしゃい!」

何も言わず鞄から貰った一畳程の絵を取り出し、俺は恐る恐る尋ねた、

「この絵を‥買って頂け無いですか‥?」

良く見ると、三角頭巾を被り髭が長くて濃い、岩山族(ドワーフ)のオヤジが、目を見開き絵を凝視している。


「おーっ!これは正しくルーぺンスじゃねえか!」

暫くぶつぶつ独り言を呟き終えると心良く応じてくれ、12万ルドで買い取ってくれ、

「何年も売れ残った『これ』をオマケにやるよ!持ってきな!」


短剣?ナイフ?刃渡り15cm程のナイフを貰い店を後にした。服を置いてそうな、雑貨屋はすでに閉まっていたため宿屋に足を運んだ。

「すいません、生憎(あいにく)今日は満室で!」


二軒共断られた俺は、皮袋を持ったオッサンと目が合った。


‥‥皮袋のオッサンに‥着いて行ったら‥念願だった‥‥服を手に入れ‥‥言い寄られた‥‥





 




生暖かい目で、宜しくお願いします。

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