吸血鬼けにゃタンさんの献血ルーム 乾物少女版
異次元ゲートを強引に開けて新たな献血ルームを建設した、けにゃタンさんがいた。
「ここなら、警察も来ねーな!よし、新たな吸血相手を探しに探すか」
献血ルームの中で堂々と待ち構えていると、ひとりの美女がやってきた。
「すいません、お金がないので私の血を買ってくれませんか?」
と申し込むと、けにゃタンさんは嬉しそうに女性を襲った。
「あっ!あっ!そこはらめぇー」
と女性が言うが、けにゃタンさんは女性の発言を無視をしてチューチュー吸った。
「せんせぇ、それ以上吸っちゃうと私逝っちゃうぅ」
と女性は喘ぎ苦しんだ。
しかし、けにゃタンさんはチューチューを止めることはなかった。
女性は干からびていくと、その姿は一周回って美人になっていった。
乾物少女と化した女性は、けにゃタンさんに会釈をすると献血ルームから立ち去っていった。
乾物少女が見えなくなると、けにゃタンさんの体に異変がではじめた。
けにゃタンさんの耳は尖はじめ、前よりも若々しくなった気がしたのだ。
どうやら、けにゃタンさんは吸血鬼とエルフのハーフになったみたいだった。
異変を堪能していると、封鎖し忘れた異次元ゲートから前回に登場したトロールと警察官が入ってきた。
けにゃタンさんは、逃げるように異次元ゲートを新たに開き、違う世界に行くのであった。