IoO【Internet of Ojisan】 (おじさんのインターネット/インターネットオブオジサン)
■IoO【Internet of Ojisan】 (おじさんのインターネット/インターネットオブオジサン)
IoOとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中の様々なおじさん(Ojisan)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。
出典:『IT用語辞典 e-Words』
■特別連載 IoOがもたらす第4次産業革命
……と言われている。IoOは近い将来実装される5G回線により、さらに我々の社会と切っては切り離せない存在となる。そしてその際問題となるのは、グローバル市場におけるおじさんの確保だ。各大手IT企業は世界各国のおじさんへのコンタクトを行うとともに、将来の人材として、20代30代の男性への働き掛けを行っている。内閣府の統計によると、2020年までには約2万人、2025年までには約5万人ものおじさんが不足するという調査結果が発表された。政府はこの事態に対し、新たに480億もの特別予算案を成立させた。用途としては、若年世代へのIoO教育投資、IoO実現のためのインフラ整備が見込まれている。
出典:『日経Network6月号p52-p60』
■3.3インターネットとつながってみよう
以上で環境設定は終わりで、これでようやくインターネットへの接続を行うことができます。なお環境設定ではPCとの接続の都合上、全身裸になる必要がありましたが、ここから先その必要はありませんのでご安心ください。さて、生体登録を終えたPCの画面には、図3.3.1のような画面が表示されているはずです(図のような画面が表示されず、代わりに図3.3.2のような画面が表示されている場合、お使いのPCのセキュリティ設定を行う必要があります。詳しい設定変更方法に関しては、巻末のAppendixを参照してください)。画面中央の自分の名前を選択し、右下のConnectというボタンをクリックしてください。接続中という画面が表示され、Conectedというダイアログ(図3.3.3)が表示されましたか?表示された場合、晴れてインターネットとの接続が成功したということです。これであなたも簡単ながらIoOの仲間入りです。おめでとうございます。さて、次の章からいよいよ応用編です。楽しいIoOの世界へと飛び込んでいきましょう。
出典:『文系でもわかるIoO入門:実践編』
■うちのおじさん
ついに我が家にも今話題の家庭用IoOがやってきました! 作家仲間から勧められてから、ずっとずっと気になっていたものの、その値段から躊躇し続けていたんですが、先日の受賞で手に入った臨時収入を充てて契約することができたのです。様々な家電量販店で様々な機種のおじさんと面談を繰り返し、twitterであらゆるおじさんの評判を調べまくり、ついに今日、おじさんが家にやってくることになりました。購入にあたって相談に乗ってくださった家電量販店の原さん、フォロワーの方々、本当にありがとう!
おじさんは齢45歳、玉置浩二似のダンディな容貌で、この職に努める以前は電気機器の営業をしていたらしい♡ 通信関係の知識も完璧で、不意のトラブル等への対処も完璧に行えるという原さんからのお墨付き。下世話な話、その分結構な契約料を取られちゃったけどね……。トホホ。
とりあえず色々でできることを試してみて、その使い勝手をこのブログでご報告しまーす。
出典:『灰神じゅんこのつれづれ日記』
■【ルポ】IoOの裏側~時代に翻弄されるおじさんたち~
「いつも大体は終電近く、忙しい時は現場で朝帰りなんてざらですよ」
今年三月から晴れてIoOの一員として活動を開始した田中秀志(仮名)さんは肩をすくめてそうつぶやいた。世間から脚光を浴び、華やかで高給取りのイメージが強いIoO関連の仕事だが、実態はそんなものではないと田中秀志さんは実体験から語る。
「確かに会社員から給料はあがりました。しかし、それ以上に労働時間も増え、時給で換算すれば減っています。さらには常時インターネットとつながっているでしょう? 通信が上手くいかないときなんか腰への負担が尋常じゃないんです」
高給に惹かれて転職を果たしたものの、田中秀志さんのように過酷な労働環境に置かれてしまう人は珍しくない。IoO従事者からの相談を無償で行うNPO法人『全国通信おじさんホットライン』の調査によると、IoOとして働くおじさんの約三割が過労死ラインの月250時間労働を強いられているという。
「便利なテクノロジーがおじさんの犠牲によって支えられているという事実から目を背けてはいけません
おじさんの保護が社会の重要な責務です」
NPO法人代表の笹江直樹さんはそう訴える。技術の進歩に翻弄されるおじさんたちと私たちは真摯に向き合う必要があるのだろう。
出典:『DAYSJAPAN3月号p10-15』