またまたピンチ!
午後9時。
ついにこの時間がやってきた。
うぅ〜緊張するよ〜。
ヤバい!本当の本当にヤバい。
心臓が口どころか、鼻からも耳からも出てきそう。
女王ってどんな人なんだろう。
罰って何をするんだろう。
来夏な頭は昨日に引き続き大混乱で、疲れ果てていた。
いまだにこの世界にいるのが信じられないし、考えられない。
これは夢なんじゃないか。
来夏はまだ、そう思っていた。
コンコン。
れあが迎えにきてくれた。
聞くところによると、れあは相当のやり手らしい。
ここの住人みんなが尊敬してるんだって。
そんなに凄いのかな?でも、見た目からは全く想像つかない。
もしかして……もしかして………?
来夏は想像の世界に入った。
れあはコンピュータをバチバチ音を立てながら、ガンガン文字を打ち込んでいく。
そして、「おい、そこの資料持ってこい!私がやってやるよ。」とか?
かっこよすぎる……ヤバい!
でも………でも………。なんか違うんだよね。
あっ!女王さまの世話係かな…。
「女王さま、私は何をしたらよろしいでしょうか?」とか?
………ないっ!
全然想像出来ないんですけど。爆笑。
なんかおかしいよね。
だって、天使みたいな外見なんだよ。
ほんとに。
口悪いのがちょっと…。って感じだけどね。
黙ってたら、凄く可愛い。
世界中の誰もがそう言うと思うよ。絶対にね。
そんなこと思ってたら、もう10分ぐらい経っていた。
えっ?10分?
………………………。
「やばい!もう9時10分だぁ〜!」
その時、
ドンドンドンドン…
来夏は急に現実の世界に引き戻された。
「早く開けろ!遅い!遅すぎる!」
入り口から、れあの声が!
うひょ〜〜ごめんなさぁ〜い。
どうしよう、まだ準備してないよ〜。
「お前は準備に何分かかるんだ!」
「調子に乗ってるのか?おい!」
こうしてるうちにもれあの怒号は勢いを増していく。
ヤバい早く準備しなきゃ!
そしてついに、「もうほっていくぞ。じゃあな!」
れあは言ってしまった。
ちょっと待ってぇ〜。
来夏はまたピンチだった。




