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来夏の青空  作者: 相原紗侑
第一章〜始まり〜
4/11

ゲームの秘密

カーカーカーカーカーカー…………………


午前8時


昨日興奮して眠れなかった来夏は案の定、寝坊した。


「起きなさい。」


れあの怖い声が聞こえてくる。


本当だったんだ。昨日の事。

何でだろうか?来夏は急に家に帰りたくなった。


ものすごい孤独感と寂しい感情が、来夏を襲った。


目を開ければ自分の家でありますように。とさえ思った。


「起きなさい。」


もう一度れあが言う。


来夏は、覚悟を決めて目を開けた。


思った通り、れあは怒っていてすごく怖かった。


「女王さまから伝言です。今日寝坊した罰として今日の夜、罰則を受けるように。ということです。午後9時に大広間に来てください。」


そこまで一気に言い切ると、れあはこの部屋を去っていった。

ホッとため息をつく。


なんでこんな所に迷い込んでしまったのだろうか?

確かに、自分の部屋が欲しいとか、もう勉強したくないとか、異世界で暮らしたいとか、思ったことはあったけど………。


こんなはずじゃなかった。

来夏は急に勉強したくなった。

家に、帰りたくなった。






この世界はゲームの世界である。


ゲームにも色々種類があるが、私はその中でも生活系のゲームの所に居るらしい。


生活系のゲームって何?って思った?


生活系っていうのはね、例えば牧O物語(コロボックルのやつね……)とか、どOぶつの森とか…


ゲームしている人が、私に命令してきて、私はその通り動くの。

そんなのありえないって?


でもね、それがありえるらしいの。


何故かって?


それはね、私が今いるゲームの中の世界は私が普段暮らしている世界の40倍の速さで過ぎているからなんだ。私もよくわからないけど…


読者の方にもっと分かりやすく言うと、ゲームを操作している人にとっての1秒はこの世界では40秒ぐらいになるって事。(らしい…)


変だよね。


私はゲーム大好きだけど、こんなこと考えたこともなかった。


でもこれが本当なんだって。


昨日ね、私がしていたど〇ぶつの森っていうゲームの私のキャラクター担当の子に会ってきたの。


信じられないけど、本当だった。

本当にこんな世界ってあるんだな〜って改めて思ったし、私ってこれからどうしていけばいいんだろうって思った。



そして私は現実を受け入れた。


受け入れたというか、受け入れなければならなかったというか…









そして、現実を受け入れた私の一番の疑問。


それが、「自由ってほとんど無いのかな?」ということだった。

聞くところによると、そんなに大変じゃないんだって。


ゲームを操作する人が、ゲームし続けない限りね。


だから、それ以外の時は自由なんだ〜

ホッ………良かった。

私は胸をなでおろした。


って私ったら何でこんなにこの世界について熱弁してたんだろ?


まぁいっか。

この世界、案外楽しいかも。

来夏は明るい気持ちになっていた。



でもなんか引っかかるっていうか…

うぅーん…何だろ?

……………………………………。


あぁ!そういえば何で今日怒られたの説明してなかったね。

「ただの寝坊でしょ」ですって!


違うの、実はこの世界ではいつ起きていつ寝てもいいの。


今日怒られた理由はね、この世界に住む人は毎朝5時に起きて、教会で祈ることが義務づけられているからなんだ〜。


何で祈らなくちゃいけないのかわからないけど。

何の宗教かも分からないし……。

とにかく、初日からミスった〜


罰則って何かな?

ムチで殴られたらどうしよ〜

来夏は急に不安になってきた。

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