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来夏の青空  作者: 相原紗侑
第二章〜戦いの始まり〜
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作戦会議の幕開け

「では………作戦会議を始めましょう。」


ニコリと、不敵な笑みをこぼす女王様…


「作戦…会議……??」





「作戦会議とは、どういうことですか?」


来夏の頭の中は?でいっぱいだった。


「私は今日、罰を受けにきたと思うんですけれど…?」


「あら、あなた罰を受けたいの?変わった子ね。」


「いや、別に罰を受けたい訳じゃ…」


「じゃあ、どういうこと?」


「いえ…何でもない…で…す…。」


「そう、ならいいわ。」


ツンケンした態度で女王は来夏を見下ろす。

来夏にはとても昨日会った女王と同じ人物だとは到底思えなかった。

それぐらいの豹変ぶりだった。


「何をするんですか?」


恐怖に押しつぶされそうになりながら来夏は尋ねた。


ニコッと笑った女王さま。


「大丈夫よ、安心して!罰はないから。」


「罰は…な…い…?…??」


「ええ、ネタバラシをするとそれはただあなたを呼ぶ口実でしかなかったの。」


「口実…?なぜ…?」


どうゆうこと?

なんで私を呼ぶ必要があったの?

そもそも、罰じゃないの?

寝坊したのに??


「不思議に思わなかったかしら?この国のルールと矛盾してると気づかなかったかしら?」


「えっ…」


矛盾ってどうゆうこと?

何がおかしかったの?

来夏の頭はパニックになった。


「フフフ…あなたって、ほんっとバカね…。思った以上に能天気で笑えるわ。」


「どう考えてもおかしいでしょ?この国のルールには何時に寝て何時に起きてもいいって書いてあるのに、5時に起きてお祈りしなきゃいけない…って」


そう言われてみてば…そう…かも…

でもね、そうゆうものなのかなって思ってた。


「まさか、気づかなかったってことはないよね?きちんとルール読んだんでしょ?ねぇ?」


「はい…」


「わざわざ気づくようにしてあげたのに気づかないなんて…」


はぁー。

女王が大げさにため息をつく。


「ほんっと、信じられないわ…」


「全く面白くない子…遊び甲斐がないのね。あなた以外の子はみんな面白かったのに…フフフ…」


「ここにきたの、私が初めてじゃない…??」

来夏は何かに気づき始めた。


そういえばこの世界であった子達はみんななにかが変だった。

「なにか」が。


「ええ、ここにいる子達はみんな私が遊ぶためにここにいるの。ずっと。」


「…!!!!」


そして、ぼそっとつぶやく。


「今頃気付いたのかよ…笑 これじゃあ、わざわざルール作って怪しまれないように私の配下たちを動かした意味がないじゃない…こんなに騙されてくれるなら初めからそのまま呼べばよかったわ」



配下?

騙す?

どういうこと???


「どういう事…ですか?」


来夏はなぜか計り知れないぐらいの怒りの感情で心が満たされていた。

女王に向けて今にも体が突撃しそうだった。

来夏は、今の今まで女王を信じていた自分が腹立たしく思えてきた。

こんな人だったなんて。



「うん?」


なあに?

女王は余裕ある表情を見せ、首をかしげる。

それがまた、来夏の怒りを沸騰させた。


「どういう事ですか!」


来夏は、女王の陰謀に気づき始めていた。



「何なに?急に声を荒げて…フフ…大丈夫よ、これからあなたもその子達と同じ運命を辿るからね」


ドキッ…

来夏は女王の目に何かを感じ取った。

それ以上は聞くな。というメッセージであったか。

それは定かではないが、来夏は女王から何かしらの魔力を感じた。




「…………………………フハハハ…あら、どうかしたの?そんなにジロジロみて。私に何か言いたそうね…」


女王は来夏をジロッと睨み、そして

「あぁ、分かったわ。昨日と別人みたいって言いたいのね…フフフフ…くははは…」


不敵な笑みをこぼす。


そこから発するオーラはまるで全てを我が物にした魔王のようであった。


来夏は、体験したことのないぐらいの恐怖を味わっていた。

絶望に打ちひしがれるとはまさにこの事であろう。

来夏は度重なるショックと恐怖で思考が働かなくなっていた。



「さあ、あなたには2つ、選択肢をあげる…」


女王が言葉を発す。

まっすぐと来夏を見据えている。


「私のしもべになるか、配下になるか…どっちがいいかしら?」


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