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ヒーローになりたくて  作者: つむろ.〈CANA.〉
⚠day14 - 茨の道の先は何処へ【コルリス】

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96/108

〈file1〉

「………」










『俺の優しさだけの正義じゃ、誰も救えないんだ……っ!』







望命くんの言葉が、僕の脳内に鮮明にフラッシュバックする。

―――あれから、何日の時が経過したのだろうか。

あの雨の日以来、望命くんには会っていない。


メッセージは送っても何時まで経っても既読にならないし、クレインサーベイの事務所に行けば、会えるだろうけれど、僕には、その勇気がない。


彼に何を話せば良いのかも分からない。

ここに来て、やはり僕はヒーローにはなれないのだろうと思ってしまうと同時に、誰かを救うヒーローじゃないから、彼を僕が救わなくて良いのだという事実に安堵してしまう。

けれど、その安堵とは裏腹に、望命くんを救えない自分に自己嫌悪を感じて、頭を激しく掻く。


苦しい事も、辛いことも乗り越えてきた望命くんなら大丈夫だと、こんな結末にはならないだろうと思ってしまった僕には、もう彼をどうすることもできない。


ただ、これまでと同じ様にカフェの定員として働く、それしか僕には出来ないのだろう。


だから今日も僕は、キッチンに立つ。

それしか、今の僕には出来ないから―――。

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