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ヒーローになりたくて  作者: CANA.
⚠day9 - 終焉への片道【コルリス:trivial case】

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53/96

〈file5〉

「こちらが一昨日から昨日までのこの辺りのデータですが……」


「ありがとうございます。失礼しますね」




今僕らは、管理室の大きなホログラムモニターを操作している管理員の住友さんの後ろから、丁寧にお願いするようにして、例の路地を監視しているカメラを見せて貰っている。


最初入った時には驚かれてしまったが、眞人くんに借りたサイレントバッジが功を奏したのか、こうして見せて貰える様にはなった。

住友さんの後ろからマウスだけをお借りして、落とした可能性のある路地周辺の立体図を表示し、一通り僕の記憶の中に入れる。


監視カメラで拡大縮小等は出来ないが、僕の記憶の中でなら、不可能ではない。

取り敢えず全ての状況と時間を見て、昨日の様にして脳内に書き出す。

すると……。



「瀬凪、見つかったか?」


「……うん。この路地の近くにある小さなトンネルの中だ。

さっそくそのトンn―――」



そのトンネルに向かおう、そう言おうとした僕の言葉は、伊馬さんの声でも無く、住友さんの声でもない、何処からとも無く聞こえた地響きする程の爆発音に遮られた。




「爆発!?」


「この音……榮倉さんが言ってたトンネルからです……!」


「なっ……」

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