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ヒーローになりたくて  作者: つむろ.〈CANA.〉
⚠day15 - 傷付いた心を縫い付ける為に【最終章】

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〈file4〉

その言葉に、眞人くんが静かに、そして力強く口を開いた。



「違う。お前はまだ探偵だろ。

お前はまだ何も諦めてないし、そんな自分を〝はい、そうですか〟って受け入れられるほど単純じゃないだろ。

それは俺が、俺と瀬凪くんが一番知ってる」



望命くんは、眞人くんの言葉にゆっくりと顔を上げた。



「……そんな嘘に絆されるほど俺は人間じゃないからね。

俺はもう……」



「嘘じゃない。お前は、まだ心のどこかで探偵としての自分を捨てきれていない。

だから、こんな場所でこんな夜に一人で絶望しているんだろ」




眞人くんの言葉に、望命くんの瞳が、僅かに揺れた。


その瞬間、僕は、彼がこの場所で、一人で戦ってきたことを悟った。

彼は、探偵であることを諦めたのではなく、探偵としての自分を、一人で終わらせようとしていたのだ。




「望命くん、行こう」



僕は、彼に優しく小さな自身の手を差し出した。



「君は、一人じゃないんだ」




僕の声はもう震えていなかった。そこにあるのは、ただ目の前の親友を救いたいという、純粋な願いだけだった。


僕の言葉に反応した望命くんの瞳から、一筋の涙が溢れる。

その涙は、彼の心に再び、希望の光が差し始めたことを象徴しているようだった―――。

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