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硝子の人魚姫


きれいで哀しい夢を見たので書きたくなりました。

残念ながら思い通りに再現は出来てませんでした。



※行数と文字数とを整えたがるのは私の癖です。

 他の方の作のばやいはあんまり気にしません。


 なお、ルビは装飾および強調の意図ありです。



部屋のに中はPCとオーディオ

積み重なった本に埋もれている


掘り出されているのは数冊の絵本や画集

お気に入りだった女性イラストレーター


ヘッドフォーンを掛け椅子(いす)(もた)れた

アルバムから曲とイメージが(なが)れる


(おも)()瓦礫(がれき)となった邸の廃墟を彷徨(さまよ)

陰鬱(いんうつ)(なげ)きのように歌い()げられる女声



従姉妹同士(いとこどうし)であった二人の少女

望まない相続による周囲の(いさか)

欲にかられた親族達が引き離す


片方(かたほう)玻璃瑠璃色(はりるりいろ)した

硝子(がらす)の人魚像のように

繊細で綺麗(きれい)な心した少女


性格は違っていても(きら)いでなかった

口には出せなくったって()きだった


優しげな青年とは結婚した(はず)なのに

だんだん魂を()んでいき(はかな)くなった



(すき)(とお)った白いカーテンを風が()らし

残された女性は少女のことを追憶(ついおく)する


いまあなたおらず

私だけ(のこ)された(まま)


あなたはどこへいった

あなたは何処(どこ)へ…………






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