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僕は、複数の女性(ひと)を満足させる代わりに貢がせる!

作者: 七瀬







僕はマッチングアプリを使って、いろんな女性ひと

出会う事が多いんだ。

彼女たちの、ほとんどが“結婚相手”を探している。

僕は、彼女たちの“夢を叶えようと”力になることにした。




僕は、既に複数の女性ひとと体の関係を持っている。

その代り、彼女たちからお金を貰う。

勿論! ただという訳じゃない、僕の体で彼女たちを満足させて

あげる事が僕の使命だと考えている。

でも? 彼女たちに、どうしてもお金を借りる時は? 

【親父が急に入院した】【母親が、倒れたから。】などなど

理由をつけて、お金を借りる事にしているんだ。




彼女たちも、僕のその言葉を信じて!

お金を貸してくれるよ、永遠に返さなくていいお金。

彼女たちのお金は、“すべて僕のモノだ!”





僕と1番関係が長い女性ひとで3年、短い子だと3ヶ月。


週に1回、曜日を決めて会っているよ。

月曜日に会う子はこの子で、火曜はあの子だ!

僕と長く付き合っている子は? 僕といつか結婚できると

想っているらしい。

僕との結婚、幸せな家庭。

でも? 僕には、既に妻も子供もいるんだ。

5年前に【結婚】して、幸せだったのだけど、、、?

僕の働いていた会社が倒産して、急に無職になる。

次の仕事がなかなか? 見つからず、途方に暮れていた。

そんな時に、“マッチングアプリ”を見つける。

たくさんの女性ひとが登録されていて、簡単に出会えるんだ。





僕は、程よく熟した女性ひとをターゲットに狙う。

僕の考えは、ピッタリと合っていたよ。

僕の嘘の経歴に、彼女たちは次々とハマっていった。

高学歴、見た目、中身、何より男性としての器の深さを見せつける。

彼女たちは、僕と結婚したいと強く願っていた。

だから、僕はその願いを叶えようと力になっただけ。

時には、奥さんには出張だと言って一人の女性ひととホテルで

過ごす事もあったよ。




僕が、独身だと思い込んでいる彼女たちは?

僕との結婚を夢見ている。

それって? 騙される方が悪いでしょ!

僕と付き合っている、一人の女性ひとと会った時、、、。



『ねえ、晃祐? もうそろそろ、晃祐の両親と会いたいな~』

『えぇ!?』

『どんな方か、会ってみたい!』

『いやいや? 今は、僕の親もいろいろあって! まだ会えない

けど? そのうち、ちゃんと君に紹介するよ。』

『ホント!?』

『あぁ!』

『ダイスキーーーー!』

『おい、もぉ~可愛いな~』






・・・あぶない、あぶない!

彼女に、バレるところだった! ヒヤヒヤするよ。

僕が、既に結婚して妻も子供もいると彼女たちにバレたら?

もう、お金を貢がせられないじゃないか!

それに、初めっから結婚なんてする気もないしね。






でも、いつまでこの関係が続いていくのだろう。

いつか? 僕が嘘をついている事がバレる日が来るだろう。

その時までは、今の関係を維持していきたい。

家族の為にも、彼女たちの為にも、、、。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] ばれるまで終わっているところが、深さを感じさせる作品です。
2021/04/13 12:55 退会済み
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