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ミズキの異世界物語  作者: すぺぇすふぁんたグレープ
二章 あるいはミズキチという名の犬
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「始め!」

「ウォラァァ!」

「はっ!」


 ガキン!と剣同士が激しくぶつかり合う。息もつかせぬ攻防、ブレて見える程の体捌き。


「らっ!」

「クッ!しまった…」


 幾重にも張り巡らされたフェイントや緩急でリズムを崩され、剣を弾き飛ばされるアディアさん…その胸にはシリウスさんの剣が突きつけられている。


「そこまで!勝者シリウス!」

「ありがとうございました」

「なんだよシリウス、随分気合いが入ってるな?」

「ちょっと思う所があってね」

「うん?休みの間になんかあったのか?」

「秘密」


 ルナーティアを抜きに行ってから数日経った平日。思ったより早く帰ってきたので残った休みは返上して訓練に参加している。

 今はベテラン騎士中心に勝ち抜き戦をしている所…シリウスさんが3連勝中だ。


「次、勝ったシリウスとミズキだ」

「ミズキか。前に言った約束通りに試合が出来るね。負けないよ」

「えぇ、俺も負けませんよ」


 シリウスさんが剣を構え、俺も相棒を抜いて構えを取った。ピリつく空気…既に読み合いが始まっている。


「準備は良いか?始め!」

「ふっ!」「っ!」


 ガイさんの開始の合図と共にシリウスさんが闘気法全開の凄い速度で突っ込んでくる。俺も練り上げた魔力を全身に浸透させて迎え撃つ。

 ベテランの騎士ともなると皆かなりのレベルで闘気法を習熟してる。そんな人達は元の地球の生き物では考えられない動きをするので、常識に囚われているとすぐ負ける。

 そして相手が俺だからなのか知らないけど、手加減とか無しで振るわれる剣をなんとかかんとか捌きながら、隙を伺う…けど隙がねぇ。

 左から右に振り抜かれた剣をスレスレに避けて反撃しようとしたら次の瞬間には左に切り返してくる。と、思えば下から切り上げてくる。それを避けたと思った瞬間に振り下ろされるのを相棒で受けようとしたらその剣が引かれて突きが放たれる。目まぐるしく変わる剣筋にガードと回避で手一杯。

 それなりの重さがある剣を木の棒の如く軽やかに振ってくる。それでいて一撃一撃が重い。ブレる様に、ゆらめく様に…今日のシリウスさんはなんかノリに乗ってるな。


 暫く攻防を続ける。キィン!と大きく剣を弾いてシリウスさんの体勢を少し崩して懐に…いや、これはフェイクか!崩したと思ったシリウスさんの体勢が一瞬で整えられて、俺の踏み込みに合わせて剣閃を放ってきた。咄嗟に相棒で受けるものの力の入った一撃をいなし切れず吹っ飛ばされる。

 吹っ飛ばされながら体勢を整えて着地。うわー、手がじんじんする。シリウスさんの方を見ると、剣を振り抜いたその場所で立ち止まっている。…追撃に来ない?


 ふと見ると、地面に転がってるシリウスさんの持っていた剣の先。あぁ、折れたんだ。凄い衝撃だったもんな。


『ふふん、私の勝ちです!』


 唐突に喋る相棒ことロナンシア。その剣身には傷一つ見当たらない。成る程、相棒が頑丈過ぎるせいで折れたのか。


「うーん…引き分けな。シリウスは今日は終わりでいいから街で剣を見繕って来るといい」

「はい。ミズキ、勝負はお預けだね。…そうだ、今晩飲みに行こう」

「あ、はい。分かりました」

「夕方、晩ご飯が終わった頃に城門前で」

「了解です」


 約束をして、そのまま訓練場を後にするシリウスさん。俺は明日が休みなので丁度良い。


「ミズキは続きをやって貰おうか。次はエリオとだ」

「お願いします!」

「ミズキ、胸を借りるよ」


 エリオさんも熟練の騎士。ツヨツヨだ。そんな気の抜けない人達を相手に勝ち抜き戦は続く…







「ごめん、待ったかな?」

「いえ、今来た所です」


 そんなデートの待ち合わせの様な台詞を吐き合いながら城門前に集まったシリウスさんと俺の2人。


「珍宝亭で良いかい?」

「はい、ルパさんにも話がありますし」

「じゃあ行こうか」


 早速街の方面へ歩き出す。シリウスさんの腰に下げられた真新しい剣に目が行く。


「それが新しく買った剣ですか」

「そう。結構悩んだんだけどね、やっぱり前と同じタイプの剣にする事にしたよ」


 少しだけ剣を抜いて刃を見せる。


「でも今度は肉厚で頑丈な奴にしたから、そうそう折れない筈」

「なんかすいません…」

「まぁあの剣も長く使ってたから寿命だったんだよ。気にする事は無いさ。むしろ本番で折れる事が無くて良かったよ」


 剣は決して安くない。多分今シリウスさんが腰に付けてる新しい剣も数十万は軽くする筈。申し訳ない。


「逆にロナンシアちゃんは大丈夫なのかい?僕、全力でぶつけたけど」

「えぇ、問題ないみたいです」


 そこで相棒が剣から妖精の姿に変身、俺の肩に座った。足をプラプラさせてご機嫌の様子。


「シリウス様、ご機嫌麗しゅう」

「やぁ、ロナンシアちゃん。どうだい調子は」

「常に最高です!」

「そうか、良かったよ。ロナンシアちゃんの目からみて、僕の新しい剣はどうだい?」

「良い鋼を使われてますね。中々の業物に見えます。今度打ち合う時が楽しみです!」

「そうか。僕も楽しみだ…所で聞きたかったんだけど、ロナンシアちゃんはどうして意思を持つ剣になったんだい?」

「それは私が結構古い剣だからです」

「古い?」

「私が作られたのは2000年程前になります」

「そんなに前なんだ?」

「えぇ。その頃のこの世界は血を血で洗う、争いの絶えない時代でした。数十の小さな国が入り乱れて戦争をして…そんな中の一国、ミスティカの街の鍛冶屋で私は産声をあげました。約1600グラムのそれはもう元気な子でした」

「へぇ…」


 なんか語り出したロナンシア。剣に元気とかあるのか?まぁロナンシアは元気だけども。


「作られた剣達はすぐ様戦士達と共に前線へ送られ、折られ、曲がり、戦士達の死体と共に打ち捨てられていく、それが当たり前の時代。そんな中、私はとある騎士の予備の剣として買われて行く事になり、その騎士の屋敷に運ばれました」

「ほうほう」

「そこで待ち受けていた騎士は私を抜いて、『こんな剣では戦いに耐えられない』と言って私の事を倉庫に仕舞いました。そう、使いもせずに一目見ただけで私の事を捨てたんです!」

「ほ、ほう」

「悔しかった…その時私は悔しかった筈なんです!それから数年…数十年…数百年…その騎士の屋敷の倉庫で一度も使われずに…気付けばいつのまにか私には自我が芽生えていました」

「そ、そうなんだ?」

「そして絶対このまま朽ちるものかという意思と共に更に時を重ね…その騎士の子孫と思われる男が倉庫の整理をする際に私を見つけて抜いてこう言いました。『錆びついてんな…売れるかな』と。そのまま武具屋へ二束三文で売られた私は一度も剣としての本懐を遂げる事無く鋳潰されるという運命に絶望していました」

「そこでミズキが購入したと」

「そうです!瀬戸際で主様に救われたのです!」

「おぉ、それは良かったね」

「えぇ!主様は私にとって、2000年の時を果て出会った運命の人なんです!あの騎士なんかに使われなくて良かった…私の初めてを奪った主様の事はもう絶対離しません!」


 ヒシッと俺の顔に抱きついてくる。わー、俺愛されてるわー。ちょっと肩が重いなー。


「良いなぁ。僕にもそんな子紹介して欲しいよ」

「シリウス様はその新しい子の事を大事にしてくださいませ」


 たはは、そうだよねーと言いながらシリウスさんは剣をポンポンと叩く。


「っと、着いたね」

「入りましょうか。ロナンシアは…そのままで良いの?」

「はい、私もお喋りに混ざりたいです」


 そんな感じで妖精スタイルのままのロナンシアを伴って珍宝亭の暖簾を潜る。


「いらっしゃい!…お?兄ちゃん達じゃないか。肩の妖精は…まぁ後で良いか。ここに来たってこたぁ遂に行ってきたのか?」

「はい、つい数日前に」

「そうかそうか。立ち話もなんだ、そこのカウンターに座りな。とっておきを出してやるよ」


 ルパさんに勧められカウンターに2人並んで座る。俺達の前にサッと置かれた小さなグラスに並々と注がれる酒…これ、度が高そうだな。


「レア物の酒で銘は『宝船』。俺の店にピッタリの酒だ」

「へぇ…ウイスキー系かな?」


 シリウスさんがグラスに顔を近づけて香りを嗅ぐ。ウイスキーかぁ。俺大丈夫かな…と思いながら耐性弱化の秘薬を飲む。この薬飲まないと酔わないからね。


「じゃあ月涙の剣ルナーティアを抜きに行った記念に乾杯!」

「乾杯」「乾杯っす」


 少し口に含む。そのまま喉を通すと強い酒精が喉を焼く様に刺激する。


「ぐ、ごほっ!」

「おん?ミズキは強い酒は飲んだ事無いのか?」

「ぐふっ、ふっげほっ」

「主様、大丈夫ですか?」

「はは、前も言ったけどこういうのは舐める様に飲むんだよ」


 度がキツい!これ、本当に飲み物なの?


「ちょっと水で割るか?その方が飲みやすくなるぞ?」

「げふっ…はい、出来ればそうして貰えると」

「まぁまだ若いからな、そんなもんだ」


 少し大きなグラスに移し替えて、氷と水を足してくれた。おそるおそる一口…あぁ、これなら飲める。


「それでもビールとかと比べたら強い酒だから一気に飲んだりはしない様にな…で、どうだったんだ?伝承通りルナーティアはちゃんと山の天辺に刺さってたのか?」

「ルナーティアは麓の森で安楽椅子に座ってました」

「…?どういう事だ?」

「えぇとですね…」


 ルナーティアを抜きに行った時の経緯をルパさんに説明する。


「はぁー、何とも変わった神剣なんだな」

「ですね。で、結局抜けなかったというかそんな感じで」

「そうか。てっきりミズキの肩の妖精がルナーティアの化身か何かだと思ってたんだが」

「ルパ様、私はロナンシアと申します。お見知り置きを」

「ロナンシアちゃんか。宜しくな」

「この子は俺の相棒のロングソードです」

「…ロングソード?」


 ルパさんが訝しげな表情でロナンシアを見る。


「ちょっと見せてやって」

「はぁい」


 光に包まれ剣の姿に変身するロナンシア。


「おぉお!スゲェ!何だよ伝説級の剣じゃねーか!」

『それ程でも…ルパさんは褒め上手ですね!』

「俺もこんな剣が欲しいな!くそぅ、トレジャーハンターだった頃の血が疼くぜ!」


 再び妖精スタイルになって俺の肩に座る相棒。なんか得意げだ。


「ロナンシアちゃんは酒は飲めないのか?」

「流石に剣ですから飲めません。ご一緒出来ずすいません」

「そうなのか〜。残念だ」

「それよりルパ様の武勇伝が聞きたいです!」

「それは僕も興味があるな」

「聞いちゃう?俺の半生を。そうだな、まず俺は…」


 そこからルパさんのお話を聴きながらチビチビとお酒を飲むまったり空間を過ごした。







「また来いよな!」

「はい、また。有難うございました」「ご馳走様です」

「ルパ様ご機嫌よう」


 今日のお酒はルパさんが奢ってくれた。お礼と挨拶を済ませてお店を出る。ふー、ちょっとフラフラする。

 そこに通りかかる影…うん?見たことある顔ぶれだ。


「お?ミズキにシリウス先輩?」

「シャガルン先輩。トラクス先輩とレイダスさんも」

「なんだ?今まで2人で飲んでたのか?」

「えぇ」

「じゃあこれから俺達と2軒目行こうぜ!」

「俺は良いですけど」

「僕も別に良いよ」

「決まり!今から向かう店は…勿論女の子の店だ!」


 シャガルン先輩の後ろでトラクス先輩が首に手刀を当てて変顔してる。既に出来上がってるなー。


「BAR BABARですか?」

「そうそう。レイダスの奴があそこのモモカちゃんに会いたいって言っててな。恋の応援って奴だ」

「はー」

「女の子の店か…嫁になんて言われるかなぁ」

「シリウスよ。バレなければどうという事は無い」

「匂いでバレますよ。ウチの嫁鼻が良いんで」

「何、バレたら俺に無理やり連れてかれたって言っておけば良いのだ」

「はぁ。まぁやましい事がある訳じゃ無いし良いですけど」

「ヨシヨシ。じゃあ行こうでは無いか、我らが桃源郷へ!」


 フラつきながらトラクス先輩が先頭を歩き始める。それについて行く俺達。

 横を見るとレイダスさんがなんかモジモジしている。蜥蜴族なので表情はイマイチ分からないけど。緊張してるのかな?


「モモカちゃん…」

「レイダスさん的にはお相手が蜥蜴族じゃ無くても良いんですか?確かモモカさんって悪魔系だったと思うんですけど」

「良いんです」

「種族は問題じゃ無いんだよミズキ、愛だよ愛」

「愛…」

「所でその肩の妖精さんは何なんだ?」

「あぁ、この子は…」


 シャガルン先輩とレイダスさんに相棒の説明をしている内にお店に辿り着いた。

 店内に入ってカウンターの向こうのお店のママに挨拶をする。


「トラクスの坊やとこないだの子達じゃ無いか。1人は初めてみるね。ミズキチ君の肩の妖精さんはお客さんなのかい?まぁなんにせよいらっしゃい」

「あぁ、邪魔するよ。この妖精の子は数に入れなくていい。で、今日は指名を入れても良いかな?」

「おや?珍しいね、誰をご指名だい?」

「このレイダスにモモカちゃんをお願いしたい」

「モモカだね、他は?」

「他は…ミズキはリリスちゃんを指名しなくて良いのか?」

「いや、会おうと思えばいつでも会えますし別に…」

「そこのミズキチ君にはリリスから逆指名が入ってるよ」

「えっ?何ですかそれ」

「この店にミズキチ君が来たらリリスがお相手する事に決まってるのさ」


 何そのシステム。


「モテる男は違うな」

「ミズキの何がリリス様をそうさせるのか…」

「流石ミズキさんっす」

「何?ミズキはそのリリスって子といい感じなの?」

「いや、いい感じというか何というか」


 シリウスさんがちょっとニヤニヤしながら聞いてくるのを適当にいなしながら少し広めのテーブル席に座る。


「ドキドキします…」

「レイダス、大丈夫だ。俺達がついてるぞ」

「ドンと構えておけ。男は度胸だ」

「んで?そのリリスって子とはどこまで?」

「主様はリリス様と一緒のベッドで夜を過ごした仲で…」

「ほー?可愛い顔してやる事やってるんだね。結婚式には僕も呼んでくれよ?」

「ロナンシア?間違ってはいないけど俺何もしてないからね?」

「シリウス様、主様は何もしていないと仰っておりますが、実は夜な夜な人形を作っ「わー!それは無し!てか見てたの!?」

「それはもう余す所無く」

「ロナンシアちゃん詳しく」

「人形?何の話?」


 そこへ丁度リリス達女の子5人がやって来た。


「お待たせー!ご指名ありがとー、モモカだよー☆」

「ヒカルって言います!」

「私はウララでーす!」

「…ノノです」

「ウィっす〜、リリスでーす」


 女の子達がそれぞれ隣に座る。でも女の子達の視線は俺の肩で足をプラプラさせているロナンシアに向いてる。


「ミズキチ、その肩の妖精さんは?」

「可愛い!」「ちっちゃい〜」

「あぁ、この子は俺の相棒だよ」

「ミズキチの相棒って言うとあのロングソードの事?」

「そそ、ちょっと色々あって相棒が変身出来るようになったんだ」

「何それ」


 リリスがその話をしながらお酒を作ってくれている。


「その子は飲まないんだね?よし、準備出来たから乾杯しよう!」

「はいかんぱーい☆」

「乾杯!」


 皆でグラスを掲げて乾杯をする。


「で?人形って?」

「僕も気になるなぁ」

「リリス様は主様が血で人形を作るのを見た事がありますよね?」

「あぁアレの事か、凄いよねアレ。ミズキチちょっとみんなに見せてあげてよ」

「えー?うん、まぁ…」


 誰にしようか…まぁここは…と、血を取り出してみんなが知っている10分の1色付きリリスケフィギュアを創る。真っ赤なドレスと大鎌を持ったカッコいい戦闘フォーム。そのリリスケフィギュアがみんなに向かってお辞儀をする。


「おぉ〜、私じゃん」

「凄いね」「動くリリスケ人形だ」「可愛いー」


 女子がリリスケフィギュアと握手したり挨拶したりしている。男子もその可愛さに少し目を奪われているようだ。

 一通り挨拶をし終えた所で血に戻す。


「で?夜な夜な私の人形を創ってナニをしてたって?」

「いや、それは」

「それはもう。もう1つの相棒を握りしめ「ロナンシア?」…それにリリス様だけではありませんよ?ユイ様や、まだ幼さの残るテト様を創ってはあんな決めポーズを「ロナンシア?お願いだからやめて?」

「ふーん?なんだ、別に私に興味が無い訳では無いんだね。ちょっと心配だったからホッとした」

「リリスケいじらしい!」

「ミズキチ君はリリスをこんな気持ちにさせた責任取るべき!」

「せーきにん!」「せーきにん!」


 女子どころかトラクス先輩やシャガルン先輩まで俺に責任を追及してくる。オレハナニモ…。


 その後も騒がしい飲み会が続く…

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