人形の魂
前話から数百年
研究に行き詰まり、思いつきで実験。
魂の実験。
離れないならば、と
〈〈精神擬態〉〉でこう、糸を伸ばすようにくっついたまま別の……入れ物。
入れ物!人形はともかくって魔石?
前に作った人形に伸ばした魂の先をさしてみる。若干魔石に引き寄せられるような。
多分、〈観察〉で視れるステータスは魂由来。〈解析〉結果は物質自体。魔物は魂ないのにステータス有るのは、多分魔石。いや、でも魔道具も魔石は有るけど……?
試しに魔石自体を〈観察〉。
死体のステータスがみえる。
うん。
魔石は魂のレプリカみたいな物。で、自分の魂の欠片をくっ付けるのにちょうど良いのか。
じゃあ、また人形を作って、う~ん。Lv130の魔石しかない。しょうがない。埋めて。
また、魂を伸ばして……!
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"…… 」
神様。
「あ。」
「ちょっ、まてまて。」
「ストーップ!」
「魂が壊れるっ」
……。
――……――
(ここ何処?まさか……死んだのか?)
「やあ。加己野 空。ここは……えっと。いざ言葉にすると難しいな。まあ、神界とでも言おうか。空の状態は、う~ん。あんまり良くはなかったね」
――○都周辺の魔力濃度、一定値を下回ったのを確認。~年、ダンジョン設置を悪魔に指示。
(何だ?神様?え……よくなかった?)
「はいはい。神様ですよ。一応世界ではほとんどの事がスキルで出来る。しかし魂、正確には記憶以外だが、はスキル等による直接干渉は本来出来ない。魂に干渉出来てしまったら泥沼だし。スキル強奪とかも出来るようになるかも?そんなレベル上げと言う努力を踏みにじる行為は好きじゃない」
――○○年、ミコが暴走。ミコに力を与えたモノとして信者へ信託。
(?また、何か音が。……魂に干渉出来ない?変異スキルは?)
「変異スキルは空の魂が割れたから急遽その時追加したスキルだ。その時は自然な感情によって有る意味綺麗に割れたから何とかなったけど、今回は人為的に汚く引きちぎった感じ。実際ただの自爆だし、神様が干渉する必要はないんだけど……」
――信者の祈り。"コイビトホシイ"……相性の良い異性の接近。出会い準備……
(……干渉する必要ないけど?何?……え?何)
「……暇潰し?神様は空に期待して居るんだよ。悪く言えば長持ちする玩具。ミコだから?空の考えや行動は面白いし、空の、キリの影響力も大きくなっている。キリが他者に出会うだけで複数の街が動くのも面白い」
――信者の祈り"オトウトヲナオシタイ"……師匠との出会い……
(……)
「気まぐれが怖い?でも空もよくやるよね、暇潰し。それに、今回自爆した空をこの神様が何とかして上げたんだよ?感謝して欲しいね」
――土属性付き魔力濃度上昇。~地区で大規模な地震を予測。信者へ信託。
(……。……恐い存在。何でも出来て何でも知っていて、世界を作った、気まぐれ、残酷で、全ての上に立つ強者。神様。感謝します。ありがとうございます。神子として世界に連れてきてくれた事も、前回と今回私を救ってくれた事も)
「うん。そうだ。強者には基本的に逆らわない空は、可愛いね。最近、地上では単体で最強だったし対人経験も少ないし、今までの不敬は忘れてあげよう。……なんて。神様は寛大だし心が読めるからそんなに畏まらなくていいよ。空の感謝はちゃんと伝わったし」
――信者の祈り。"ホロビヲノゾム"。……地震による魔物の暴走の向き調整。
(……ありがとうございます)
「あはは。固いなあ。まあ、いいか。もうちょっと他者と関わりが増えても面白いよ?……うん。そろそろ良いな。わざわざ名前を繰り返し呼ぶのはね空。魂の核が名前、空は固有能力で空と言う名前が認知されていない。それもあって魂が脆くなっていたのは事実だ。だけど、今回神様が空の名前を何度も認めた。だからむしろ普通の人よりは強くなってるはず。ただ、変異スキルと人形についてはしばらく触らないで?Lv500の進化の時にちょっと色々なぶるから」
――Lv100進化見込み者リスト。予定【固有能力】リスト。……
(はい)
「うん。良い子。……ああ。さっきからの音は世界時間凍結の間仕事を片付けてるだけだよ。気にしないで」
――平均人種Lv……100年毎の計測結果。……予測通りLv3.4867……上昇。
(はい)
「じゃあ。神殿に来てくれれば信託位あげるよ?空はお気に入りだから」
神様は信者とお気に入りには優しい。
信者の祈りは叶うように導く。それを運命とか奇跡とか。ちなみに、
悪魔は有償で願いを叶える。
天使は願いは叶えない。たまに神様の手伝い。
阻害属性は状態解除(『欠損』を治したり)出来る。
土属性付き魔力→地震→谷が出来る。
神様は相対する人の神と言う存在へのイメージで見た目や性格は変わる。
空の場合は、特に気まぐれのイメージ。
無神論者の場合は神様に会うことは無い。もしくは忘れる。信じていても会えるとは限らないが。




